愛のハーモニー (アグネス・チャンの曲)

アグネス・チャンが1984年11月25日に発表した30枚目のシングル「愛のハーモニー」について解説します。

この楽曲は、もともと加藤和彦が1976年に発表した「シンガプーラ」という曲に、作詞家の安井かずみが新たに歌詞を書き下ろしたものです。アグネス・チャンの歌唱によって新たな命が吹き込まれ、多くの人に愛される楽曲となりました。

「愛のハーモニー」は、1985年にリリースされたアルバム『愛が見つかりそう -CITY ROMANCE-』にも収録されています。アルバム全体を通して、シティ・ポップの要素を取り入れた洗練されたサウンドが特徴で、アグネス・チャンの新たな魅力を引き出しています。

また、「愛のハーモニー」は、フジテレビ系の人気番組「なるほど!ザ・ワールド」のエンディングテーマとして使用されました。番組の国際色豊かな雰囲気にマッチした、明るく爽やかなメロディーが印象的です。エンディングテーマとして起用されたことで、楽曲の知名度もさらに向上しました。

B面には「スノー・フレイクス」が収録されています。こちらは、売野雅勇が作詞、大村雅朗が作曲・編曲を手掛けた楽曲で、サントリー缶ビールのCMソングとして使用されました。冬の情景を連想させるロマンチックな歌詞と、心温まるメロディーが特徴です。

ジャケットの撮影は、著名な写真家である篠山紀信が担当しました。アグネス・チャンの自然な美しさを捉えた、印象的なジャケット写真となっています。

収録曲は以下の通りです。

1. 愛のハーモニー - (3:46)
作詞：安井かずみ／作曲：加藤和彦／編曲：奥慶一
2. スノー・フレイクス - (4:03)
作詞：売野雅勇／作曲・編曲：大村雅朗

「愛のハーモニー」は、アグネス・チャンの代表曲の一つとして、現在も多くのファンに愛され続けています。加藤和彦の美しいメロディーと、安井かずみの心に響く歌詞が織りなすハーモニーは、聴く人の心を優しく包み込みます。

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