愛の戦士レインボーマン (アニメ)

愛の戦士レインボーマン

『愛の戦士レインボーマン』は、1982年秋から1983年春にかけてTBS系列で放送されたアニメで、特撮ドラマ『愛の戦士レインボーマン』のアニメ版です。毎日放送と愛企画センターの共同制作で、全22話が毎週日曜日の13:30 - 14:00 (JST)に放送されました。制作局の毎日放送では、特別番組のため最終話が遅延し、1983年4月9日に放映されることとなりました。

概要

本作はタツノコプロが製作した『超時空要塞マクロス』との2本立ての番組『サンデーアニメプレゼント』としてスタートしました。旧作とは異なるデザインのレインボーマンや、巨大ロボ「レインボーセブン」の登場、そして敵組織の首領が宇宙人であるなど、物語の設定が大きく変更されています。特撮版では孤独なヒーローだったレインボーマンことヤマトタケシが仲間たちと共に戦う姿が描かれ、より明るいヒーロー活劇として製作されました。

監督には特撮版のキャラクターデザインを手掛け、同じく川内康範原作の『月光仮面』の監督も務めた岡迫亘弘が就任しました。これにより、特撮版の流れを汲ったアニメーション作品として注目を集めました。

レインボーマンとその能力

レインボーマンは、「あのくたら さんみゃく さんぼだい」（阿耨多羅三藐三菩提）と唱えて変身し、特撮版と同様の術を使いますが、合体術は存在せず、修行を怠ると力が弱まります。特に「ヨガの眠り」に就かないと変身もできないため、術の使用後には十分な休息が必要です。

• - ダッシュ1：金色の体色で月の力を操る。
• - ダッシュ2：赤色で火の力を利用する。
• - ダッシュ3：青色で水の力を利用。
• - ダッシュ4：緑色で木の力を活用。
• - ダッシュ5：橙色で光の力を扱う。
• - ダッシュ6：紫色で土の力を使う。
• - ダッシュ7：白色の体を持ち、太陽の力を操る。

レインボーセブン

レインボーセブンは、大宮博士の手によって極秘裏に開発されたロボットで、レインボーマンが「分身の術」で7つの化身に分かれ、合体することで起動します。この巨大ロボは、各化身の術を活用し、強力な戦闘能力を持っています。

武器と必殺技

レインボーマンは、数多くの武器や必殺技を駆使します。

• - レインボーソード：多数の攻撃に使用される光の剣。
• - ビッグクロス：最終決戦の必殺技。
• - レインボーフラッシュ：強力な破壊光線。
• - リングシュート：敵を捕える光の輪。

キャラクターたち

レインボーマンの家族や仲間たちも物語の重要な要素です。タケシの母大和秋子や妹大和ジュン、科学者の大宮博士、超能力を持つダイバダッタなど、彼らはタケシの戦いを支えます。敵組織の死ね死ね団や、その首領ドンゴロスなども登場し、彼らとの戦いが厚いドラマを生み出しています。

結論

『愛の戦士レインボーマン』は、旧作の特撮版とは異なる新しい展開とキャラクターの活躍を描き、アニメとして多くの人々に愛されました。地上波での新作アニメとしては短命でしたが、その後の影響や人気は今でも語り継がれています。

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