愛知県道120号・岐阜県道117号津島海津線

愛知県道120号・岐阜県道117号津島海津線

愛知県道120号・岐阜県道117号津島海津線は、愛知県津島市から岐阜県海津市へと至る一般県道です。しかし、この路線は木曽川と長良川によって物理的に分断されているという特徴を持っています。

概要

この県道の最大の特徴は、木曽川と長良川に橋が架かっていないため、岐阜県側と愛知県側で道路が分断されている点です。かつては、この区間を繋ぐ手段として、県営渡船である日原渡船が運航されていました。日原渡船は木曽川と長良川を結び、人や車両の往来を支えていましたが、2011年3月31日をもって廃止されました。

木曽川が愛知県と岐阜県の県境となっており、締切堤防を境に、木曽川の渡船は愛知県が、長良川の渡船は岐阜県がそれぞれ運営していました。

路線データ

起点：愛知県津島市申塚町（国道155号、愛知県道8号津島南濃線交点）
終点：岐阜県海津市海津町高須（岐阜県道1号岐阜南濃線交点）

地理

この県道は、愛知県の濃尾平野から岐阜県の木曽三川公園一帯へと続いています。かつて渡船があった場所は、現在では静かな河川敷となっています。

通過する自治体

愛知県
津島市
愛西市
岐阜県
海津市

沿道施設

日原渡船跡（廃止）
海津市歴史民俗資料館
海津郵便局

主な接続道路

国道155号（愛知県津島市）
愛知県道8号津島南濃線（愛知県津島市、愛知県愛西市）
岐阜県道23号北方多度線（岐阜県海津市）
岐阜県道195号岐阜千本松原公園自転車道線（長良川自転車道）（岐阜県海津市）
岐阜県道218号木曽三川公園線（岐阜県海津市）

別名

薩摩カイコウズ街道（海津市）

現在の状況

日原渡船の廃止後、この県道は実質的に分断された状態が続いています。しかし、地域住民にとっては重要な生活道路であり、沿線には歴史的な史跡や観光スポットも点在しています。木曽三川公園などのレジャースポットへのアクセス道路としても機能しており、サイクリングロードとしても人気があります。かつて渡船で結ばれていた頃の面影を残しつつ、新たな役割を担っています。

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