成分本質 (原材料) が専ら医薬品

専ら医薬品として使用される成分本質（原材料）リストについて

厚生労働省は、食品と医薬品の区分を明確にするため、「専ら医薬品として使用される成分本質（原材料）リスト」を公開しています。このリストは、特定の成分本質（原材料）が、医薬品としての用途に限定されると判断された場合に掲載されます。

このリストは、以下の3つの主要なカテゴリに分類されています。

1. 植物由来物等
植物を起源とする成分で、医薬品として使用されるものが該当します。詳細については、「成分本質 (原材料) が専ら医薬品-植物由来物等」のリストを参照する必要があります。

2. 動物由来物等
動物を起源とする成分で、医薬品として使用されるものが該当します。
リストには、生薬名、一般名、起源動物名、該当する部位などが記載されています。
特定の部位のみがリストに掲載されている場合、その旨が「部位等」の欄に明記されます。
他の部位が別のリストに掲載されている場合など、取り扱いが紛らわしい場合には、備考欄にその旨が記載されています。
備考欄に「非医」と記載されている場合は、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」に掲載されていることを示します。

3. その他(化学物質等)
化学合成によって製造された物質など、植物・動物由来以外の成分で、医薬品として使用されるものが該当します。
動物由来物と同様に、取り扱いが紛らわしい場合には、備考欄にその旨が記載されています。
備考欄に「非医」と記載されている場合は、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」に掲載されていることを示します。
消化酵素の名称については、同様の機能を持つものとしての総称として使用されているものが含まれます。

リストの利用上の注意

リストに掲載されている成分であっても、その使用方法や含有量によっては、医薬品と判断されない場合があります。
リストは、あくまで厚生労働省がその時点での知見に基づいて判断したものであり、常に最新の情報に注意する必要があります。
* 不明な点がある場合は、厚生労働省の関連部署に問い合わせることを推奨します。

このリストは、医薬品の開発・製造、食品の製造・販売に関わる事業者にとって、非常に重要な情報源となります。成分の区分を正確に理解し、適切な製品開発を行うことが求められます。

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