成広通

成広通（なりひろ とおる）は、1963年生まれ、岡山県出身の日本の著名なゲームクリエイターです。彼は、任天堂の人気シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズの発展に初期から深く関わってきました。現在は、インテリジェントシステムズ（IS）の取締役兼企画開発部部長という要職にあります。

1986年、成広は北西亮一らと共にインテリジェントシステムズを創業しました。同社は、その後『ファイアーエムブレム』シリーズを開発し、任天堂から発売することで、ゲーム業界において確固たる地位を築きます。成広は、シリーズの初期作品から開発に携わり、『外伝』などの一部タイトルを除き、プログラマー、ディレクター、プロデューサーとして、その才能を発揮しました。

特に、『ファイアーエムブレム 紋章の謎』では、チーフプログラマーとして重要な役割を担いました。シリーズの「生みの親」とも言える加賀昭三が『トラキア776』を最後にインテリジェントシステムズを退社した後、成広は『封印の剣』でディレクターを引き継ぎました。さらに、続編の『烈火の剣』ではプロデューサーに就任し、名実ともにシリーズの2代目統括責任者として、その重責を担うことになります。

『ファイアーエムブレム』シリーズ以外にも、『ファミコンウォーズ』『カエルの為に鐘は鳴る』『スペースバズーカ』など、インテリジェントシステムズが開発した多様なタイトルに関わっていることが、ゲームのエンドロールから確認できます。これらの作品群からも、成広通のゲームクリエイターとしての多才さが見て取れます。


関連情報
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外部リンク
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インテリジェントシステムズ公式サイト
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