成田秀平

成田 秀平

成田 秀平（なりた しゅうへい）氏は、1994年12月11日に秋田県男鹿市で生まれた日本の元ラグビー選手です。現役時代はウィング（WTB）およびフルバック（FB）のポジションでプレーし、その俊敏性と高いスキルで知られました。

プロフィールとプレースタイル

身長は176cm、体重は77kg。この体格は、スピードとアジリティが求められるバックスリー、特にウィングやフルバックとして適していました。試合では、相手ディフェンスラインの裏を突くランニングスキルや、的確なポジショニング、そして決定力のあるプレーが持ち味でした。「ナリ」や「しゅーへー」といったニックネームでチームメイトやファンから親しまれていました。

キャリア

学生時代

成田氏のラグビーキャリアは、地元秋田のラグビー強豪校である秋田県立秋田工業高等学校で大きく飛躍しました。高校在学中には、その才能が認められ、高校日本代表に選出されるなど、早くから将来を嘱望されていました。

高校卒業後、ラグビーの名門として知られる明治大学へ進学。大学でも中心選手として活躍し、国内外での貴重な経験を積みました。特に、U20日本代表やジュニア・ジャパンといった年代別の日本代表に選出され、世界レベルのラグビーに触れる機会を得ました。大学4年次には、チームのリーダーシップグループの一員として、明治大学ラグビー部の副将を務め、グラウンド内外でチームを支える役割を担いました。

プロキャリア

2017年春に明治大学を卒業した成田氏は、日本のトップリーグに所属するサントリーサンゴリアス（現在の名称は東京サントリーサンゴリアス）に加入し、プロラグビー選手としての道を歩み始めました。加入初年度から早速公式戦に出場機会を得ており、2017年8月18日に行われたジャパンラグビートップリーグの開幕戦、キヤノンイーグルスとの試合では途中出場ながらトップリーグでのデビューを果たしました。日本最高峰のリーグで経験豊かな選手たちとプレーすることで、自身のスキルと戦術理解をさらに深めました。

現役引退

東京サントリーサンゴリアスで数シーズンにわたりプレーを続けた後、2022年をもって現役ラグビー選手としてのキャリアに終止符を打ちました。長年のラグビー生活を通じて培った経験と情熱は、今後の人生においても生かされていくことでしょう。

人物・交友関係

秋田工業高校時代のチームメイトには宮川智海氏がいます。また、明治大学時代の同期には、尾上俊光氏、尾又寛汰氏、桶谷宗汰氏、近藤雅喜氏、浜野達也氏といった面々がおり、共に紫紺のジャージを着て大学ラグビーを戦い抜きました。

成田秀平氏は、秋田でラグビーを始め、高校、大学、そしてプロの舞台へとステップアップを重ね、年代別日本代表としても活躍した、日本のラグビー界に足跡を残した選手の一人です。

主な所属チーム

秋田県立秋田工業高等学校
明治大学
東京サントリーサンゴリアス

主な代表歴

高校日本代表
U20日本代表
ジュニア・ジャパン

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