我らひとしくギャルゲヒロイン

我らひとしくギャルゲヒロイン

『我らひとしくギャルゲヒロイン』は、じゅうあみが手がけた日本の漫画作品で、2015年に『月刊コンプエース』で掲載されました。略称は『わロイン』。この作品のタイトルは、宮沢賢治の詩「われらひとしく丘に立ち」から影響を受けています。

概要

本作は最初に2015年6月号と7月号に分けて掲載され、その後も代原としてほぼ毎号登場し、実質的な連載となりました。読み切りからスタートしたにもかかわらず、続く人気を受けてTwitterを通じての単行本化キャンペーンが展開され、1000リツイートを達成。これによって評価を得て2016年5月26日に単行本が発売されました。単行本には巻数が記載されておらず、そのため売上が良くなければ即打ち切りの可能性が示唆されていました。

さらに、2016年4月にはスピンオフ作品『我らひとしくソシャゲヒロイン』が連載開始され、ソーシャルゲームを題材とした新たなストーリー展開を見せています。

あらすじ

この物語は、ゲーム内のバグによって自分たちがギャルゲーのヒロインであることを認識した4人のキャラクターが主人公の攻略を妨害し、自分たちの道を切り開く様子を描いています。彼女たちは自身の感情や人生に向き合い、時には主人公と対立しながらも、彼と共に成長していく姿を描いています。

登場人物

• - 朝比奈 勇太（あさひな ゆうた）: ゲームの主人公。様々なヒロインを攻略しようと繰り返しプレイしますが、選択肢を選ぶのが苦手です。

• - 姫宮 花凛（ひめみや かりん）: 幼なじみのヒロインの一人。ゲーム世界にまだ適応できず、ツンデレな性格が特徴です。

• - 朝比奈 小桃（あさひな こもも）: 主人公の義妹。天然な性格ですが、家庭の問題を心配する現実的な面も持っています。

• - 望月 楓（もちづき かえで）: 委員長タイプのヒロインで、ファミリーレストランでアルバイトをしながら、料理が苦手です。

• - 仲島 聖（なかじま ひじり）: 主人公の親友で、男子の格好をしているが実は彼の妹です。親友キャラとしてヒロインたちの情報を把握しています。

世界観

物語は『ドキドキ学園♥すとろべりぃぱらだいす』というギャルゲーの舞台で展開されます。この作品は略称『ドキ学』と呼ばれ、同じくソーシャルゲーム版の『ドキドキ学園♥パズルDEきゅんっ！』も存在します（略称『パズきゅん』）。

書誌情報

じゅうあみの『我らひとしくギャルゲヒロイン』は、KADOKAWAから全2巻がリリースされています。初版は2016年5月26日に発行され、ISBNコードは978-4-04-104148-2です。また、続編として『我らあらぶるギャルゲヒロイン』も2018年に発行されています（ISBNコード978-4-04-106387-3）。

この作品は、ギャルゲーの登場人物たちの自己認識や、魅力的なキャラクターの成長、ストーリーの展開を楽しむことができる内容となっています。

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