戦女神VERITA

戦女神VERITAについて

『戦女神VERITA』は、2010年にエウシュリーからリリースされた18禁RPGで、戦女神シリーズの第4作目にあたります。この作品名「VERITA」は、イタリア語で「真実」を意味し、物語は『戦女神』と『幻燐の姫将軍』という二つの異なるストーリーが交錯する時代背景を持っています。特に、萌えゲーアワード2010において大賞部門銀賞及びプログラム賞を受賞したことでもその評価がうかがえます。

ストーリー

物語は、前作『戦女神ZERO』から300年後の時代を舞台にしています。異なる運命を背負った神殺しセリカ・シルフィルと王女エクリア・テシュオスが出会い、幻燐戦争の渦中で命をかけた旅を繰り広げる中、その運命が交錯していく様子が描かれています。彼らが向かうのは、戦後復興を目指すレスペレント地方。しかし、そこでは復活した魔神たち「深凌の楔魔」が暗躍しており、世界は再び混沌に包まれようとしていました。

物語は、セリカとエクリアが出会う瞬間から始まり、様々な人物と出来事が絡み合い、セリカは王国からの追放者としてのエクリアを運命を共にしながら旅に出ます。この旅の中で、彼女たちの絆が深まる一方、他の主要人物たちとも交わりつつ進んでいきます。特に、歴史の流れの中で彼らが直面する選択が彼らの結末に大きな影響を与えます。

システム特徴

『戦女神VERITA』は前作の戦闘・ダンジョンシステムの進化版を採用しています。プレイヤーはセリカからリウイやエクリアなどに主人公を切り替えながら進めることができ、各キャラクターの特性を活かした戦略が求められます。また、ゲーム内での支援キャラクターも存在し、配置によって特殊な効果が得られます。これにより、戦略的な戦闘が楽しめるシステムとなっています。

シナリオ面でも、一本道ではなく3つの異なるエンディングルート（「正史」、「光」、「闇」）が用意されていることで、プレイヤーは自分の選択によって異なる結末を迎えることができます。初めてプレイヤーが攻略に挑む際、どの選択肢を選ぶかが重要なポイントとなります。

キャラクター

物語には魅力的なキャラクターたちが登場し、それぞれが固有の背景を持っています。セリカは神殺しとして放浪する青年の姿を持つ一方、エクリアは凄惨な過去を抱えた元王女として、その運命を共にする他者との絆を深めながら成長していきます。他にも、魔神ハイシェラや聖女ルナ=クリア、そしてメンフィル国王リウイなど、多様なキャラクターがそれぞれの物語を紡いでいきます。

総評

『戦女神VERITA』は、深い物語性と緻密なキャラクター描写、革新的なシステムが融合した作品です。プレイヤーは選択によって異なる運命を体験しながら、数百年に及ぶ壮大な物語を探求していくことができ、魅力的なストーリーとキャラクターたちに引き込まれていくことでしょう。

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