戦魂-SENTAMA-

戦魂-SENTAMA-

『戦魂-SENTAMA-』は、ディー・エヌ・エーが提供したスマートフォン向けゲームアプリで、2015年5月7日から2018年10月31日までサービスを展開しました。日本の戦国時代を舞台にしたこのゲームは、プレイヤーが城主となり、戦場で数々のクエストを攻略する戦略シミュレーションRPGです。

ゲームの概要

プレイヤーは実在の武将を率い、自城と城下町を発展させながら、さまざまなクエストに挑戦します。基本は無料でプレイでき、アイテム課金制度を採用しています。ゲーム内通貨「宝玉」を購入し、ガチャを回して武将ユニットを獲得することが主な目的の一つで、城下町や戦闘に役立つアイテムも入手可能です。課金は必須ではなく、プレイヤーは入手した「金」を使用してガチャを実行することもできます。さらに、武将の強化や内政活動に利用される「銅銭」や「資材」といった資源もゲーム内通貨として存在します。

システムの詳細

本作のシステムは3つの主要な要素で構成されており、武将強化、戦場、内政に分けられます。プレイヤーは「兵糧」を消費し、様々なゲームモードを楽しむことができます。入手したユニットは成長させ、戦場で使用することが可能です。

ユニットの特性

ユニットは実際の戦国武将やその時代の著名人を基にデザインされており、レベル、HPに相当する「兵力」、攻撃力や防御力、知力といった基本ステータスが設定されています。また、各ユニットには「兵科」が割り当てられ、強弱の関係が存在します。「槍」「弓」「騎馬」「鉄砲」の４種類で、特定の兵科が他に対して優越性を持ちます。

ユニットは、戦技や特性、タイプによって異なる戦略を持ち、これらのステータスは訓練によって向上させることができます。特に、「覚醒」システムによってユニットのレアリティを最大6まで引き上げることも可能です。編成した部隊は、1部隊につき最最大5ユニットまで構築できます。戦場によっては同時に2部隊を編成することもできます。

戦場と内政

ユニットを編成し、戦場に出撃することが本作の主要なゲームプレイです。ユーザーは戦場において相手部隊と遭遇し、どちらかの部隊の兵力がゼロになるまで戦闘が続きます。勝利条件は通常敵全体の撃破ですが、一部のマップでは特別なシナリオをクリアする必要があります。また、「計略」を使用して有利な状況を作り出すこともできます。

内政モードでは、プレイヤーが城下町の発展を管理し、さまざまな施設の建設やレベルアップを行います。各施設はレベル設定がなされており、プレイヤーのレベルが上がることで空き地も増え、より多くの施設を建設することが可能になります。これには資材や銅銭が必要で、運営からの通知やアイテム入手もこのメニュー内で行います。

世界設定とキャラクター

本作は「史実に即した」とされ、戦国時代を舞台にしていますが、連続した大筋のストーリーは存在しません。それぞれの武将が主役となる独立したシナリオが展開されており、プレイヤーは異なる時代背景を楽しむことができます。ストーリーに関しては、主に「織田伝」「武田伝」「毛利伝」など、さまざまな伝説を扱っており、各武将の物語が描かれています。

さらに、ゲームオリジナルキャラクターの「ひな」や「半じい」、強化に特化したユニット「強化姫」たちが、ゲーム内でプレイヤーをサポートします。

最終的に、2018年10月にゲームサービスが終了し、3年以上にわたる冒険に幕を下ろしました。

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