戸田市立戸田東小学校

戸田市立戸田東小学校：歴史と教育、そして未来へ

戸田市立戸田東小学校は、埼玉県戸田市に位置する公立小学校です。1963年（昭和38年）4月1日、戸田町立戸田東小学校として創立されました。当初は、仮校舎として戸田第二小学校の教室と戸田東中学校の体育館を間借りする形で授業が始まりました。

創立から数十年、地域社会とともに歩み、児童数は増加の一途を辿りました。特に2000年頃からは著しい増加が見られ、2020年には1000人を超える児童が在籍するまでに成長しました。しかし、それに伴い校舎の老朽化が深刻な問題となっていました。

この課題への対策として、2018年10月、老朽化と児童数の増加を理由に、校舎の建て替え工事が決定されました。この建て替え工事の特徴は、戸田市初となる小中一貫校を整備することでした。これにより、小学校と中学校が一体となった教育環境が実現することとなりました。

建て替え工事期間中は、児童たちは仮設校舎で授業を受けていました。小学校の体育館が不足していたため、低学年児童はプール、高学年児童は中学校の体育館を間借りする状況でした。さらに、児童数の多さから、高学年の児童は中学校の校舎の一部を利用して学習していました。

そして2021年度、新校舎が完成しました。新校舎は、最新の教育設備を備え、小中一貫校としての機能を最大限に発揮できる設計となっています。快適な学習環境と充実した教育プログラムにより、児童たちの成長をサポートする体制が整いました。

沿革：歩みを振り返る

戸田東小学校の歴史は、創立以来の様々な出来事によって彩られてきました。以下に、主な出来事を年代順に示します。

1963年（昭和38年）4月1日: 戸田町立戸田東小学校として創立。仮校舎で授業開始。
1964年（昭和39年）1月8日: 新校舎竣工・移転。2月22日には落成式が挙行され、この日が開校記念日とされました。同年11月17日には、校旗と校歌が制定されました。
1966年（昭和41年）10月1日: 戸田市の市制施行により、戸田市立戸田東小学校と改称。
1968年（昭和43年）4月1日: 戸田市立喜沢小学校が新設分離。
1970年（昭和45年）: 言語治療学級設置、市民プール移管、言語治療教室完成など、教育環境の整備が進みました。
1972年（昭和47年）3月1日: 体育館新設落成。
1975年（昭和50年）8月24日: プール新設工事完成。
1991年（平成3年）1月29日: みみずく文庫開設（PTA）。
1993年（平成5年）8月31日: パソコン教室設置工事完了。
1999年（平成11年）: 校舎耐震工事完了、インターネット接続工事完了。
2000年（平成12年）3月23日: デイサービスセンター工事完了。
2013年（平成25年）: 埼玉県学校給食努力校、埼玉県体力向上優良校、全国学校優良校として表彰される。
2014年（平成26年）: 学校保健優良校、学校歯科保健コンクール入選校として表彰される。
2015年（平成27年）: 学校給食努力校として表彰される。
2018年（平成30年）10月: 児童増加に伴い、小中一貫校校舎建て替え工事着工。
2020年（令和2年）4月: 5・6年生が戸田東中学校の教室を使用開始。
* 2021年: 新校舎完成。

教育：未来を担う子どもたちの育成

戸田東小学校では、タブレット端末を活用したICT教育にも力を入れています。これは、現代社会において必要とされる情報活用能力を育成するための取り組みです。

学校教育目標は「グローバル社会で将来豊かに生き、活躍できる児童生徒の育成」です。国際社会で活躍できる人材育成を目指し、多様な学習機会の提供や国際理解教育などに重点を置いています。

校区とアクセス

通学区域は戸田市の一部地域となっており、JR東日本東北本線（埼京線）戸田公園駅から徒歩18分です。

まとめ

戸田市立戸田東小学校は、長い歴史と児童の成長を支える教育理念、そして未来を見据えた教育環境によって、地域社会に貢献する学校です。今後も、子どもたちの豊かな未来を創造するために、教育活動を続けていくでしょう。

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