戸田雅稀

戸田雅稀のプロフィールと経歴

戸田雅稀（とだ まさき）は、1993年6月21日生まれ、群馬県安中市出身の陸上競技選手であり、指導者です。専門分野は中距離走と長距離走で、若い頃からその才能を発揮してきました。彼は安中市立碓東小学校、安中市立第一中学校、東京農業大学第二高等学校、そして東京農業大学を経て、現在は芝浦工業大学の駅伝部でコーチとして活動しています。

学生時代の成績

東京農業大学第二高校では、3年生の時に東京で開催された2011年のインターハイに参加し、男子1500mで見事優勝を果たしました。また、2年生のときには全国高校駅伝に出場し、3区を担当。区間の途中で21位に落ちましたが、その後見事に12人を抜き去り、最終的には9位でタスキをつなぎました。この際、区間では3位、日本人の中では最高のタイムを記録しました。

大学では、1500mの専門にしつつ、2012年および2013年の関東インカレ男子2部で連覇を達成。さらに、2015年にはアジア陸上競技選手権に日本代表として1500mで出場し、8位入賞という成果を収めました。他にも、箱根駅伝には1年生と2年生の2回出場し、1年生では4区で20位、2年生では3区で13位を記録。しかし、3年生と4年生の時にはチームが予選落ちになる悲運に見舞われ、本戦出場は達成できませんでした。4年生の時の予選会では個人として7位に入賞し、関東学生連合チームに選ばれるも、左足首の怪我と実業団に向けた短距離練習のため辞退しました。

社会人としてのキャリア

大学卒業後は日清食品グループに入社。初年度である第100回日本陸上選手権大会では1500mで優勝し、5000mでも5位入賞と輝かしい成績を残しました。駅伝シーズンでもパフォーマンスが好調で、東日本実業団対抗駅伝で1区を担当し、区間賞を獲得しチームの優勝に貢献しました。また、ニューイヤー駅伝では故郷に近いコースを走り、ラスト500mでの急加速で区間賞を獲得しています。

2019年には日清食品グループ陸上競技部が縮小したため、サンベルクスに移籍。2021年にはSGホールディングス陸上競技部に再び移籍し、その後2023年には芝浦工業大学駅伝部のコーチに就任しました。

戸田雅稀の功績と影響

戸田雅稀は、中距離・長距離走の選手として、数々のタイトルや実績を持つ日本の陸上競技界でのスター選手です。特に1500mにおいては、日本大会での優勝や国際大会での入賞といった成果を上げ、その経験を活かして現在は指導者としても選手たちの成長を支援しています。選手時代に培った技術やメンタリティは、今後の選手育成にも大きな影響を与えるでしょう。

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