手のひら (アルバム)

marbleの初期ベストアルバム『手のひら』は、インディーズ時代に制作された楽曲を中心に構成されています。このアルバムは、彼女たちの原点とも言える音楽性を垣間見ることができ、その後の活動へと繋がる重要な作品です。

収録曲は、miccoが作詞・作曲を手掛けたものが中心で、菊池達也が編曲を担当しています。各楽曲は、透明感のあるmiccoの歌声と、叙情的なメロディが特徴で、聴く人の心に深く響きます。例えば、「地球」は、壮大なスケール感と繊細な感情が織り交ざった楽曲で、アルバムのオープニングを飾るにふさわしい一曲です。

また、「紫陽花色の部屋」は、郷愁を誘う歌詞とメロディが印象的で、心の奥底にある感情を呼び起こします。「ただここに そばにいる」は、優しく温かいメッセージが込められた楽曲で、聴く人を癒します。

その他にも、「paper plane」、「Is it over?」、「好きしか見えない」、「love there are no rules」、「風音」、「wind thread on a spool」、「旋律の彼方」、「青の扉」、「I'm free」など、多彩な楽曲が収録されています。これらの楽曲は、それぞれ異なるテーマや感情を表現しており、marbleの音楽性の幅広さを感じさせます。

アルバムには、広末涼子に提供した楽曲「果実」のセルフカバーも収録されています。marbleバージョンでは、オリジナルとは異なるアレンジが施されており、新たな魅力を発見できます。また、「好きしか見えない」は、THE STUDENT'S時代のセルフカバーであり、初期の楽曲を再評価する意味でも貴重な音源と言えるでしょう。

『手のひら』は、marbleの初期の魅力を凝縮した作品であり、彼女たちの音楽のルーツを知る上で欠かせない一枚です。インディーズ時代の楽曲を中心に収録されているため、現在では入手困難なものもありますが、ぜひ一度聴いてみることをおすすめします。

収録曲

1. 地球
2. 紫陽花色の部屋
3. ただここに そばにいる
4. paper plane
5. Is it over?
6. 果実
7. 好きしか見えない
8. love there are no rules
9. 風音
10. wind thread on a spool
11. 旋律の彼方
12. 青の扉
13. Early Christmas Morning
14. I'm free

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