手稲稲積公園

手稲稲積公園について

手稲稲積公園は、北海道札幌市手稲区にある総合公園です。この公園は、地域のスポーツ拠点として重要な役割を果たしており、広域避難場所にも指定されています。

公園の概要

1982年（昭和57年）にオープンした手稲稲積公園は、多様な施設を備え、市民の健康増進とレクリエーションの場として利用されています。特に、夏季に営業する「ていねプール」は、多くの人々に親しまれています。

ていねプール

「ていねプール」は、1981年に幼児プールとして一部が開業し、翌年には全面開業しました。このプールは、札幌リゾート開発公社によって運営されていましたが、施設の老朽化と運営費用の問題から、2010年には事業仕分けで廃止の評価を受けました。しかし、市民アンケートや利用実態調査の結果、存続の結論に至りました。その後、運営改善のため、2013年から小中学生と高齢者の利用が有料化されました。

プール施設は、以下の通りです。

ウォーターストリーム（流水プール）
ビッグウェーブ（造波プール）
ウォータースライダー
ウォーターフォール（スライダープール）
ホワイトマウンテン
ウォーターマウンテン
キッズランド
プールセンター
売店

プールの営業期間は7月中旬から8月下旬です。

その他の施設

手稲稲積公園には、プール以外にも多様なスポーツ施設があります。これらの施設は、地域住民の健康増進と交流の場として利用されています。

テニスコート（硬式）：20面（カラーコート12面、ハードコート8面）。4月下旬から11月上旬まで利用可能。
野球場（軟式）：4月下旬から11月上旬まで利用可能。
パークゴルフ場：9ホール（パー33）。5月上旬から11月上旬まで利用可能。
ゲートボール場：2面
バスケットコート：片面（バスケットゴールは冬期間取り外し）
遊戯広場
スキー山広場
休養広場
多目的広場
芝生広場
公園管理事務所

公園内の花木

公園内には、四季折々の花木が植えられており、訪れる人々の目を楽しませています。

プロ野球球場構想

2016年、北海道日本ハムファイターズの新球場建設候補地の一つとして、手稲稲積公園が検討されました。この計画は、札幌市営地下鉄東西線の延伸と合わせて、ホテルや商業施設を併設する大規模な開発構想でした。地元の市民団体や企業も誘致活動を行いましたが、最終的に球団は別の候補地を選定したため、この計画は実現しませんでした。

まとめ

手稲稲積公園は、スポーツ施設や自然環境が充実した、地域住民にとってなくてはならない存在です。今後も、この公園が多くの人々に親しまれ、活用されることが期待されます。

外部リンク

手稲稲積公園
ていねプール

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