技来静也

技来静也（わざらい しずや）は、日本の漫画家として知られています。彼は、三浦建太郎や森恒二といった著名な漫画家たちと高校時代の同級生でした。

しかし、高校時代には技来自身は漫画を描いていなかったため、彼らとの交流はあまり深くなかったようです。大学の学園祭をきっかけに三浦建太郎と親しくなり、三浦からのアシスタントの要請を受けました。元々工業デザインを専攻していた技来ですが、卒業を前に自身も漫画家を志すようになり、独立するまでの5年間、三浦のアシスタントを務めました。

1992年、技来静也は『ブラス・ナックル』でデビューを果たしました。そして1997年からは、『セスタス』シリーズの連載を開始。この作品は、20年以上にわたる大河長編として現在も続いています。古代ローマを舞台にした拳闘の世界を、史実を基に描き出す壮大な物語は、多くの読者を魅了し続けています。

近年では、眼病（網膜裂孔）などによる体調不良のため、休載することも多くなっていますが、その創作意欲は衰えることなく、今後の展開が期待されています。

作品リスト

ブラス・ナックル（『ヤングアニマル』、白泉社、全3巻）
拳闘暗黒伝セスタス（『ヤングアニマル』、白泉社、全15巻）
* 拳奴死闘伝セスタス（『ヤングアニマル』→『ヤングアニマル嵐』→『マンガPark』→『ヤングアニマルZERO』、白泉社、既刊12巻）

技来静也の作品は、緻密な描写と重厚なストーリーが特徴であり、格闘技の世界を深く掘り下げた作品として、多くのファンに支持されています。今後の活躍にも注目が集まっています。

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