抱きしめてオンリィ・ユー

アルバム「抱きしめてオンリぃ・ユー」の概要

山下久美子が1982年4月1日にリリースした4枚目のスタジオ・アルバム「抱きしめてオンリぃ・ユー」の詳細をご紹介します。本作は、シングル「赤道小町ドキッ」と同時発売された日本コロムビア/BLOW UPから登場しました。このアルバムは、前作から約8か月ぶりの登場で、アルバムのキャッチコピーは「久美子も女オトナになりました。ジャン、ジャン!!」というものでした。

アルバムには、「赤道小町ドキッ」のB面曲である「トラブル99ナイティーン」が収録されていますが、シングル自体は初めてこのアルバムには収録されないこととなりました。これは、山下のディレクターであった福岡智彦の判断によるものです。彼は「『赤道小町ドキッ』がこれまでの山下の方向性とあまりにも異なっている」と考え、アルバムの流れを重視した結果でした。福岡は後年、アルバムの売上に対する考察を語り、「『赤道小町ドキッ』が入っていたら、もっと多くの売上が見込まれたのではないか」と振り返っています。

収録曲

SIDE A

1. 恋はスクーターに乗って
2. シンデレラ・レボリューション
3. 抱きしめてオンリィ・ユー
4. EASY TO CHANGE MY LIFE
5. 時代遅れの恋心

これらの楽曲は、いずれも山下の魅力を引き立てるものであり特に「抱きしめてオンリぃ・ユー」は彼女の代表作となっています。また、時代遅れの恋心は作曲を担当した大沢誉志幸が1994年に別のアルバム『Collage』でセルフカバーを行ったことで知られています。

SIDE B

1. ジェラシィ・ミサイル
2. 涙がとまらない
3. トラブル99ナイティーン・ナイン
4. HELP ME
5. LOVER MAN

こちらには「赤道小町ドキッ」のB面曲であった「トラブル99ナイティーン・ナイン」も含まれており、アルバムの多様性を示しています。

参加ミュージシャン

このアルバムには多くの優れたミュージシャンが参加しています。主なメンバーは以下の通りです：

• - Voices: KUMIKO
• - Guitar: [大村憲司]]
• - Drums: 青山純
• - Bass: 富倉安生, 渡辺建
• - Keyboards: 清水信之, 中村哲
• - Percussion: 仙波清彦
• - Sax: 中村哲
• - Computer & Synthesizer Programming: [[松武秀樹]

これらのアーティストたちが、山下久美子の音楽に多彩な音色を加え、アルバム全体を魅力的に仕上げています。

「抱きしめてオンリぃ・ユー」は、当時の音楽シーンにおいて重要な位置を占めており、今でも多くのファンに愛され続けています。

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