持田早智

持田早智 (もちだ さち) のプロフィール



持田早智（もちだ さち、1999年7月19日生まれ）は、奈良県出身の元女子競泳選手で、主に自由形とバタフライの種目で活躍しました。日本大学法学部を卒業し、身長は165cmです。彼女の水泳に対する情熱と卓越したパフォーマンスにより、多くの記録を打ち立てた選手として広く知られています。

経歴



持田の水泳キャリアは、彼女が6歳の時に始まりました。小学3年生の時に千葉県に引っ越し、近所の水泳クラブ「ルネサンス幕張」に所属しました。中学2年生の時には、全国中学校水泳競技大会とジュニアオリンピック夏季大会でそれぞれ50mと100m自由形の2冠を達成。中学3年生の時には、全国中学校水泳競技大会の100mと200m自由形で日本中学記録を更新し、2年連続で2冠に輝きました。さらに、全国都道府県対抗水泳大会では100m自由形で優勝、その演技とパフォーマンスは注目されました。

持田は、1日に約6キロの距離を泳ぐことで肉体的な強さを磨き、特にキック力が同世代の男子選手に匹敵するほど強いと評判です。彼女を指導する西崎勇コーチは、持田を「負けず嫌いで自己主張のしっかりした子」と評し、その性格を活かしながら成長させたいと語っています。また、同じ水泳クラブの後輩である池江璃花子とはライバルであり、数多くの大会で互いに競い合ってきました。池江は、持田について「彼女の練習からは強さを感じ、そのレースもきっちり決めるところが素晴らしい」と語っています。

高校は千葉商科大学付属高校に進学し、1年生で日本選手権の200m自由形で2位となり、世界選手権の代表に選ばれました。世界選手権では20位で予選落ちしたものの、800メートルフリーリレーでは7位に入賞し、2016年のリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得しました。インターハイでは100mと200m自由形での2冠を成し遂げ、その実力を再確認させました。

高校2年生の時、日本選手権の200m自由形で3位となり、同じく優秀な選手である池江璃花子と共に800メートルフリーリレーのオリンピック代表に選ばれた持田は、「（二人で五輪に出ることが夢でしたので、本当に嬉しい）」と述べました。リオデジャネイロオリンピックでは、800mリレーで8位となった後、インターハイでは200m自由形で再び優勝の栄光を手にしました。

主な戦績



持田早智は、その競技者としての素晴らしい才能と努力で、多くの若手選手の模範となり続けています。

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