指宿市立山川中学校

指宿市立山川中学校

指宿市立山川中学校（いぶすきしりつ やまがわちゅうがっこう）は、鹿児島県指宿市山川成川に所在する公立中学校であり、地域の教育を支える重要な役割を担っています。学校は、平成の市町村合併によって指宿市が誕生する以前は、山川町立山川中学校と呼ばれ、旧山川町でただ一つの中学校として存在していました。

沿革

学校の歴史は1947年（昭和22年）に始まり、山川町立山川中学校が設立されました。当初は、地元の3つの小学校（山川、小成、大成、徳光）に教場を設けて教育を行っていました。1948年（昭和23年）には、分校として山川町立大成中学校と徳光中学校が設立され、1957年（昭和32年）には徳光中学校が利永中学校と合併し、山川町立山川西中学校となりました。

1975年（昭和50年）には、山川町立山川中学校、山川町立山川西中学校、そして山川町立大成中学校が合併し、新制の山川町立山川中学校が設置されました。しかし、2006年（平成18年）に山川町が指宿市、開聞町と合併したことにより、指宿市立山川中学校と名称が変更されています。

通学区域

通学区域は、旧山川町全体がカバーされています。地域内の学生は、地元の中学校で教育を受けることができ、通学の利便性が確保されています。

校則

校則においては、女子生徒について、肩につく長さの髪は結ぶ必要があり、眉にかかる場合はピンで留めることが求められています。ただし、かっちん止めの使用は認められていないため、注意が必要です。髪を結ぶために使用するゴムは目立たない黒や茶色が推奨され、あまり派手な髪型は禁止されています。

男子生徒は、髪型が襟につかず、眉を隠さないスタイルが求められています。以前は坊主頭を強制する校則が存在しましたが、2005年（平成17年）以降、その規定は改定され、現在は強制力を持たない方針となっています。

靴に関しては、白の紐靴を履くこと、靴下は白色で足首が見えない長さが必要です。補助バッグは黒、白、青を基調としており、色のアクセントは自由となっています。地域の生徒には、自転車通学も許可されており、距離がある場合も安心です。また、平成24年度からは生徒手帳が廃止され、生徒証明書とガイダンスブックに変更されました。

部活動

部活動は多様性に富んでおり、サッカー部、野球部、バスケットボール部、バレーボール部、ソフトテニス部、柔道部、剣道部、弓道部、吹奏楽部といった9つの部活が存在しています。いずれも男女共に入部が可能で、過去には卓球部や陸上部、水泳部もありました。現在、陸上部は常設されていませんが、駅伝大会への参加は部活動を超えて行なわれています。

生徒会

生徒会は本部、生活環境部（給食係も含む）、学習部、文化部（放送部含む）、保体部（保健係含む）の5つの主要部門があります。生徒会本部は選挙で選出され、原則として二年生が会長や副会長となる一方、計画の役職は一年生も含めて選抜される仕組みです。

出身有名人

本校の卒業生には、サッカー女子日本代表選手の福元美穂さん、プロレスラーのマッハ隼人さんなどがいます。彼らの活躍は、学校にとっての誇りとなっています。

このように、指宿市立山川中学校は地域に根ざした教育を行っており、生徒たちの健やかな成長を支援しています。

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