提言の広場

提言の広場

『提言の広場』は、山形経済同友会が企画した経済報道番組で、山形テレビ（YTS）で1971年10月10日に放送を開始しました。これは、山形テレビ開局以来続く長寿ローカル番組の一つであり、番組名の通り、山形及びその周辺地域の経済や社会全般について提言を行う内容となっています。この番組は特に青少年に向けて視聴してもらいたいと位置付けられています。

この番組は、山形テレビが設立した山形経済同友会が、地域社会のさまざまな問題—経済、文化、スポーツなど—について討論する場として位置付けられています。番組内では、同友会の会員に加え、さまざまなゲストが参加し、議題について真剣な議論が繰り広げられます。討論するテーマは、同友会の番組担当者と山形テレビのディレクターが3ヶ月ごとに検討委員会を開き、その中で調整されます。ここで決定された大枠のテーマに基づき、ディレクターが具体的な構成を考える仕組みです。

基本的に、番組にはゲストが3名出演することが多いですが、家庭の都合で欠席することもあり、その場合には後日収録したコメントVTRが放送に組み込まれることもあります。特に年末年始の特別編成の際にも放送を休止せず、2020年1月25日には2500回の放送を達成しました。また、同じく同友会が展開する「地域づくりのやまがた景観賞」といったイベントと並行して重要な役割を果たしています。

番組の司会は、長年にわたり数名の山形テレビアナウンサーが担当しており、現在は熊谷瞳さんが司会を務めています。これまでには古池一子さんや田岡明さんなど、様々なアナウンサーがこの役割を担ってきました。

放送内容については、放送時間が数回変更されており、放送当初は日曜の10時30分から11時までの枠で放送され、様々な時間帯で放送が行われてきました。最初のテーマは山形県庁舎の移転問題であり、その後も多様な社会課題が取り上げられてきました。過去には特番や振替放送も行われ、柔軟に視聴者に対応する努力がなされています。

2023年の放送分からは、山形テレビの公式YouTubeチャンネルでの配信も始まり、より多くの人に視聴される機会が増えることが期待されています。このように、『提言の広場』は地域の経済や社会的な問題についての提言を行い、多くの視聴者に影響を与えている重要な番組です。

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