揖斐厚生病院

揖斐厚生病院について

揖斐厚生病院は、かつて岐阜県揖斐郡揖斐川町に位置し、JA岐阜厚生連によって運営されていた病院です。全国厚生農業協同組合連合会（JA厚生連）の病院の一つであり、地域住民からは「栄町病院」とも呼ばれていました。

2023年9月30日、揖斐厚生病院は西美濃厚生病院との統合により、その歴史に幕を閉じました。両病院の統合再編によって新設された西濃厚生病院が、揖斐厚生病院の事実上の移転先として機能しています。閉院に伴い、電子カルテや医療機器、入院患者はすべて西濃厚生病院へ引き継がれました。

病院の建物はその後、揖斐川町が引き継ぎ、地域医療振興協会によって改修されました。2023年11月1日には「いびがわ診療所」として新たに開所し、地域医療の拠点として再スタートを切っています。

沿革

揖斐厚生病院は、その歴史の中でいくつかの変遷を経てきました。

1944年（昭和19年）3月：岐阜県農業会によって揖斐診療所が揖斐川町上新町に開設されました。
1948年（昭和23年）8月：岐阜県農業会の解散に伴い、岐阜県厚生連が診療所の運営を引き継ぎました。
1952年（昭和27年）2月：揖斐病院として正式に開設されました。
1985年（昭和60年）6月：揖斐総合病院へと名称が変更されました。
2005年（平成17年）2月：揖斐厚生病院に再度名称が変更されました。
2021年（令和3年）6月：西美濃厚生病院との統合と、2023年10月に揖斐郡大野町に西濃厚生病院を開設することが発表されました。
2023年（令和5年）9月30日：揖斐厚生病院が閉院しました。
2023年（令和5年）11月1日：健診センターを改修し、揖斐川町の地域医療振興協会により「いびがわ診療所」が開院しました。

診療科

揖斐厚生病院では、内科、外科、小児科、整形外科など、多岐にわたる診療科が設けられていました。詳細な診療科については、公式な記録やアーカイブを参照する必要があります。

施設

病院の敷地面積は2万5936.81㎡に及び、以下の施設を併設していました。

訪問看護ステーション
健診センター
人工透析センター
居宅介護支援事業所

これらの施設は、地域住民の健康管理や在宅療養を支える重要な役割を担っていました。

交通アクセス

揖斐厚生病院へのアクセスは、主に以下の方法がありました。

揖斐川町ふれあいバス：揖斐大野線、揖斐川北部線、横蔵線で「揖斐厚生病院」停留所下車、徒歩約5分。
養老鉄道養老線：揖斐駅より徒歩約30分。

公共交通機関を利用することで、地域住民は比較的容易に病院へアクセスすることができました。

脚注

詳しい情報や歴史については、関連する資料やアーカイブを参照してください。

外部リンク

新病院西濃厚生病院サイト
いびがわ診療所
揖斐厚生病院
揖斐厚生病院（アーカイブ）
* JA岐阜厚生連

これらのリンクは、揖斐厚生病院や関連施設に関する詳細な情報を提供しています。

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