揖斐川町立いびがわ図書館

揖斐川町立いびがわ図書館

揖斐川町立いびがわ図書館は、岐阜県揖斐郡揖斐川町に位置し、地域の中央図書館として重要な役割を果たしています。この図書館は1972年に開館し、以降数度の改修や増築を経て、現在の姿となりました。

歴史

初期の設立

1972年4月10日、揖斐川町立図書館が三輪1300番地で開館しました。当初は旧揖斐川町役場の建物を利用し、郷土資料館も併設されるという形でした。この頃、近隣では独立した公共図書館は存在せず、揖斐川町が先駆者としての役割を担いました。

進化する図書館

1980年には、上南方15番地1に新しい図書館が開館。鉄筋コンクリート造の2階建ての建物は、延床面積589m²を誇り、その時点での蔵書数は約25,995冊に達しました。この新館開館以降も、様々な技術革新が進められ、1995年にはコンピュータを導入し、図書館の利用者がより便利に利用できるようになりました。増築工事を経て、1996年にはさらに充実した蔵書コーナーや視聴覚資料が加わりました。

現行館の開館

2019年には、新しい図書館の建設が始まり、2020年3月26日に竣工式を迎えましたが、コロナウイルスの影響で開館は5月26日まで延期されました。この新しい施設は、約11万冊の蔵書を収容可能であり、開館当初から地域の多くの人々に利用されています。

施設の特徴

いびがわ図書館は、地域交流センター「はなもも」に隣接しています。延床面積は約1,360m²で、岐阜県で初めてCLT工法を用いた建物です。地元の杉やヒノキ材をふんだんに使用しており、温かみのある落ち着いた雰囲気が漂います。2階には岐阜薬科大学名誉教授から寄贈された本のコーナーも設けられています。

1階のフロア

1階には、児童コーナーがあり、木育ひろばとして岐阜県産の木材を使ったおもちゃで遊べるスペースを提供。月に2回のおはなし会が行われるお話のへやもあり、子供たちに向けた活動が充実しています。さらに、生活情報や郷土資料をまとめたコーナーや新聞・雑誌が揃っている場所があります。

2階のフロア

2階は一般書コーナーとして、教養書や趣味の本が豊富に取り揃えられています。また、YAコーナーも設置されており、中高生が楽しめるような本や学習漫画が用意されています。更に学習室やボランティアルームもあり、様々な学びの場が提供されています。

おわりに

揖斐川町立いびがわ図書館は、地域の文化の発展と教育に寄与する重要な場です。多様な活動を通じて、図書館は市民の知識や情報へのアクセスを促進し、次の世代の情操教育にも力を入れています。地域コミュニティの中心として、今後ますますの発展が期待されます。

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