揖斐長良大橋

揖斐長良大橋は、三重県桑名市を東西に結ぶ国道23号、通称「名四国道」の一部として、揖斐川と長良川を跨ぐ場所に架けられています。この橋は、全長1,039.9メートルにも及ぶ14連の単純平行弦下路鋼ワーレントラス橋であり、その壮大な構造が特徴です。

建設は日本道路公団によって行われ、1963年2月16日に木曽川大橋と共に、一般有料道路「名四道路」の一部として供用が開始されました。開通当初は有料道路でしたが、1972年12月27日に無料開放され、現在では名四国道の一部として、地域住民や物流を支える重要な役割を果たしています。

橋の約3キロメートル上流には長良川河口堰があり、河川の管理と利用において重要な関係性を持っています。

歴史

1963年2月16日 - 名四道路の一部として供用開始（有料）。
1972年12月27日 - 無料開放。
2009年10月1日 - 2010年4月11日 - 上り線（名古屋方面）橋梁の補修・補強工事を実施。工事期間中は下り線を使用した対面通行が行われました。
2010年10月1日 - 2011年3月25日 - 下り線（伊勢方面）橋梁の補修・補強工事を実施。工事期間中は上り線を使用した対面通行が行われました。

これらの補修・補強工事は、橋梁の老朽化に対応し、安全性を確保するために行われました。工事期間中は交通規制が行われ、利用者の皆様にはご不便をおかけしましたが、ご理解とご協力により、無事に工事を完了することができました。

揖斐長良大橋は、地域の経済活動や人々の生活を支える重要なインフラであり、これからも安全で快適な通行を提供するために、適切な維持管理が行われていきます。

参考文献

* 日本道路公団『日本道路公団三十年史』1986年。

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