改革結集の会

改革結集の会とは

改革結集の会は、かつて日本に存在した政党であり、英語では“Vision of Reform”と表記されます。略称は「結集」として知られています。この政党は、維新の党から分裂した一部の議員によって結成され、政治活動を展開しました。

結成の経緯

この政党が誕生したのは2015年のことです。具体的には、10月22日、維新の党内での派閥争いや方針決定に対し、松野頼久執行部の対応に不満を持った議員たちが、相次いで離党届を提出しました。小沢鋭仁、村岡敏英、重徳和彦、そして小熊慎司の4名が、10月27日には正式に離党が承認されたのです。

その後、11月18日には、政治団体「草莽の会」を結成し、これは後に衆議院内の会派「改革結集の会」を形成する基盤となりました。12月9日には、これを母体として新たな会派が成立し、同月14日には無所属の鈴木義弘も加わることで、政党要件を満たし、新党結成の意向が固まりました。

政党としての活動

2015年12月21日、草莽の会のメンバーたちは、その名義で総務省に政党設立の届け出を行いました。村岡敏英が党代表に就任し、活動を本格化させました。しかし、同時に政党交付金受給の目的も指摘されており、「駆け込み新党」としての側面があることが報じられました。

民進党への合流

2016年3月には、民主党と維新の党が合併して新たに民進党が形成される動きがありました。この際、結集の会のメンバーは合流の意向を示し、村岡、重徳、小熊の3人が参加することに決め、鈴木は最初は態度を保留していましたが、後に合流の意向を示しました。これにより、改革結集の会は解散され、4人全員が民進党に参加したのです。

その後の動き

改革結集の会の解散後、メンバーたちはそれぞれ異なるグループに所属することになりました。村岡、重徳、小熊は花斉会に、鈴木は自誓会に入会しました。2017年の民進党代表選挙では、鈴木を除く3名が中心となり、共産党との選挙協力についての見直しや憲法改正に向けた議論を進める声明を発表しました。鈴木はその後民進党を離れ、小池百合子が率いる希望の党に参加しました。

結果

第48回衆議院議員選挙が行われた2017年には、村岡、小熊が希望の党の公認を受けた一方、重徳は無所属で立候補し結果を待ちました。投票の結果、重徳と小熊が当選したのに対し、村岡、小沢、鈴木は落選する結果となりました。このように、改革結集の会は短命であったものの、政党活動のダイナミズムを在有したケースとして記録されています。

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