政橋雅人

政橋 雅人



政橋 雅人(まさはし まさと)は、日本の著名なテレビプロデューサーであり、実業家としても知られています。長年にわたり日本テレビの番組制作を牽引し、情報・エンタテインメント局のチーフプロデューサーとして活躍しました。また、子会社である日テレアックスオンやイカロスの取締役も務めるなど、テレビ業界の多岐にわたる分野でその手腕を発揮しました。

人物・経歴



政橋雅人は1981年に日本テレビに入社し、放送業界でのキャリアをスタートさせました。プロデューサーとしての最初の大きな実績は、1996年に放送が始まった国民的人気番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』です。この番組でプロデューサーを務めたことを皮切りに、多くのバラエティ番組情報番組の制作に深く関わるようになります。

キャリアの初期には、先輩である桜田和之チーフプロデューサーが統括する番組群で多くの経験を積みました。2002年頃からは、吉田真チーフプロデューサーのもと、当時人気の特別番組枠であった『スーパースペシャル』の担当プロデューサーを務め、この枠で放送された数多くの特番制作を手掛けました。これにより、大規模な番組制作における企画力と実行力を培いました。

一時的に制作現場から離れていた期間もありましたが、2004年6月にはチーフプロデューサーへと昇進し、再び制作の第一線に戻りました。この際、吉田真チーフプロデューサーが担当していた番組の一部を引き継ぎました。さらに、2006年1月からは大山昌作チーフプロデューサーが手掛けていた情報番組の一部も担当するようになり、活動の幅を広げました。日本テレビ在籍中は、主にバラエティ番組情報番組の分野で数々のヒット企画や人気番組を統括しました。

2008年7月1日、政橋氏は日本テレビの子会社である番組制作会社、日テレアックスオンの取締役に就任しました。この役職への就任に伴い、彼がチーフプロデューサーとして担当していた番組は、高橋正弘氏、染井将吾氏、鈴江秀樹氏といった他のチーフプロデューサー陣に引き継がれることとなりました。制作現場のトップから、グループ会社の経営という新たなステージへと進んだのです。

その後も、テレビ局の組織運営に関わる役職を歴任しました。2010年6月29日付で編成局シニアチーフクリエイターに就任し、番組編成や企画開発における重要な役割を担いました。さらに2012年6月1日には、別の関連会社であるイカロスの取締役にも就任するなど、日本テレビグループ内での影響力を拡大していきました。

制作現場でのプロデューサー・チーフプロデューサーとして、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』、『ザ!世界仰天ニュース』、『ぶらり途中下車の旅』、『ラジかるッ』、『所さんの目がテン!』といったバラエティ、情報、紀行番組など、幅広いジャンルの人気番組を手掛けました。また、特別な大型企画や年末年始の特番、伝説的な番組の復活企画などにも深く関与し、視聴者に多くの感動や笑いを届けました。経営職に就いた後も、クリエイティブな視点からグループ全体の事業を牽引しました。

2017年6月1日をもって、長年にわたる日本テレビおよび関連会社での職務を退任しました。

政橋雅人は、日本テレビにおける約30年以上にわたるキャリアの中で、番組制作の最前線から子会社の経営まで、幅広い領域で貢献した人物です。彼の携わった番組は、今日の日本テレビの番組ラインナップを形作る上で重要な役割を果たしています。

関連人物



桜田和之
吉田真
梅原幹
高橋正弘
今村司
村上和彦
* 中居正広

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