文珍なぞなぞランド

『文珍なぞなぞランド』の魅力

『文珍なぞなぞランド』は1986年10月から1987年3月まで放送されていたクイズ番組で、桂文珍が司会を担当し、マリアンがアシスタントとして出演していました。本番組の前身となるのは『文珍・頭の新体操』で、こちらも同様に文珍が司会を務めていました。『文珍・頭の新体操』は1986年4月から9月に日曜10時台で放送され、その後リニューアルを経て木曜のゴールデンタイムに移動しました。

番組は子供たちが考えたなぞなぞを出題する内容が中心で、解答者たちにはその理由を説明することが求められました。正解すると5点が与えられ、関連する答えも部分点として評価されるところが特徴です。解答者は常に新しい発見と楽しみの中で解答に挑戦し、子供たちの柔軟な思考を活かしていました。

番組内容

なぞなぞコーナー

番組の前半部では、多彩ななぞなぞ問題が出題されます。これらの問題は子供たちが考えたものを基本にしており、一般視聴者にも親しみやすい形式です。なぞなぞの正解を導き出すためのプロセスを楽しむ姿勢が、大きな魅力となっています。

絵描き歌のコーナー

後半は「絵描き歌」のコーナーが展開され、毎回奈良児童合唱団が歌う「めだかの兄妹」の替え歌が登場します。このコーナーでは、まず模範解答を見ることで視聴者がヒントを得ます。そして2回目には解答者がその内容を基に絵を描き、評価を受ける流れです。模範に近い絵を描くことで高得点を狙えるシステムですが、独自性のある解答も評価されるため、参加者には常にクリエイティブな発想が求められます。

一発芸のコーナー

さらに「一発逆転ギャグマッチ」というユニークなコーナーも盛り込まれています。ここではさまざまな着ぐるみを着た解答者が一発芸やダジャレを披露し、司会者の文珍が点数をつけるというものです。瞬発力やユーモアが試される瞬間でもあり、観客に楽しんでもらう工夫がなされています。

解答者席と参加者の面々

解答者席はフルーツを模したユニークな形状で、洋梨、イチゴ、メロン、みかん、スイカのテーブルが配置されていました。この席の選び方には性別が考慮されており、男性解答者は洋梨、メロン、スイカの席に、女性はイチゴとみかんの席に座っていました。特にコント山口君と竹田君が参加した回では、二人の椅子の位置取りでのコミカルなやり取りが話題を呼びました。

主要な解答者には、野口五郎、横山ノック、沖田浩之など多様な面々が揃い、彼らの個性的なキャラクターが番組に色を添えていました。このように『文珍なぞなぞランド』は、視聴者に笑いや知識を提供し、記憶に残る楽しい番組であったことが伺えます。

もう一度検索