斉藤俊秀

斉藤俊秀について

斉藤俊秀（さいとう としひで、1973年4月20日生まれ）は、静岡県清水市出身の元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者として多方面で活躍しています。彼はディフェンダーとして知られ、1998 FIFAワールドカップに日本代表メンバーとして参加しました。 現在はJFA公認S級コーチの資格を持っています。

来歴

斉藤は清水東高校の主将として活躍し、1991年には全国高校総体の決勝に進出しました。この決勝は東海大一との対戦で、延長戦の末に勝利を収め、全国制覇を果たしました。地元清水で行われたこの伝説的な試合は、今なお語り継がれています。

大学に進学すると早稲田大学サッカー部でプレーし、1995年にはユニバーシアード日本代表の主将として福岡大会で優勝を果たしました。1996年には清水エスパルスに加入し、その年のナビスコカップでニューヒーロー賞を受賞、優勝に貢献しました。また、シーズン終了後には新人王に輝くという素晴らしい成績を収めました。

国際舞台でも活躍した斉藤は、1996年にウルグアイとの親善試合で日本代表デビューを果たします。その後、1999年までに通算17試合に出場しました。彼は対人プレーに強さを発揮する反面、読みとカバーリングに長けており、井原正巳の後継者として期待される存在でした。しかし、トルシエ監督の体制になってからは召集されなくなりましたが、1998 FIFAワールドカップ日本代表メンバーには名を連ねました。

2007年からは湘南ベルマーレに期限付き移籍してプレーし、2008年シーズン終了後には清水エスパルスからフロント入りの打診を受けますが、これを固辞し、藤枝MYFCに選手兼監督として移籍しました。このクラブでは運営会社の役員も務め、サッカー解説者としてスカパー!の中継にも参加しました。

2012年にはJFA公認S級ライセンスを取得し、2013年シーズン終了後に現役を引退しました。それに伴い、藤枝MYFCの監督も退任しました。彼が着用していた背番号2は永久欠番に指定され、その後再び使用されるまでに時間を要しました。さらに2014年には清水エスパルスの「エスパルス アンバサダー」に就任し、同年末にはU-15日本代表チームのコーチに選ばれました。

斉藤は、2018年にはU-21日本代表のコーチとして入閣し、2019年には日本代表コーチに就任しました。彼の豊富な経験と知識は、次世代選手の育成に活かされています。

所属クラブ

• - 1989年 - 1991年: 静岡県立清水東高等学校
• - 1992年 - 1995年: 早稲田大学
• - 1996年 - 2008年: 清水エスパルス
• - 2007年 - 2008年: 湘南ベルマーレ（期限付き移籍）
• - 2009年 - 2013年: 藤枝MYFC

個人成績

斉藤は藤枝MYFCにおける成績も残しており、公式戦ではなかなか得点は挙げられませんでしたが、チームの守備を支える重要な役割を果たしました。

タイトル

• - 1996年: ナビスコカップ・ニューヒーロー賞、新人王
• - 1999年: ベストイレブン

代表歴

• - ユニバーシアード日本代表（1995年夏季ユニバーシアード）
• - 日本代表（1998 FIFAワールドカップ、コパ・アメリカ1999）

試合数: 国際Aマッチ 17試合 0得点（1996年 - 1999年）

指導歴

• - 2009年 - 2013年: 藤枝MYFC 選手兼監督
• - 2015年 - 2016年: JFAナショナルトレセンコーチ東海
• - 2015年: U-15日本代表 コーチ
• - 2016年: U-16日本代表 コーチ
• - 2017年: U-17日本代表 コーチ
• - 2018年 - : 日本代表 コーチ

彼のキャリアはサッカー界において多大な影響を与え、今後もその知識と経験を次世代へと受け継いでいくことでしょう。

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