斎藤喜

斎藤喜（さいとう よし）

斎藤喜（さいとう よし、1948年1月29日 - ）は、千葉県出身の元プロ野球選手。
ポジションは内野手。

来歴・人物

習志野高校時代は、遊撃手として千葉県でNo.1の評価を得ていた。韓国高校選抜軍対全関東高校の試合に関東高校の選抜メンバーとして選出されるなど、当時から大型内野手として注目を集めていた。高校の同期には、後に中日ドラゴンズで活躍する谷沢健一がいる。谷沢とは、高校時代に3番、4番を打つクリーンアップコンビを組んでいた。

1965年夏の甲子園県予選準決勝では、銚子商の木樽正明（後にロッテ・オリオンズ入り）に抑えられ敗退したが、木樽から3安打を放っている。銚子商はこの大会で夏の甲子園準優勝を果たした。

1965年のプロ野球ドラフト会議で、阪急ブレーブスに2位指名され入団。当時の青田昇コーチから、中西太や長嶋茂雄に匹敵する才能と絶賛されたこともあり、1年目の1966年から一軍を経験し、将来を嘱望された。同年9月15日には、近鉄バファローズ戦に8番・遊撃手として先発出場を果たしている。

しかし、体が硬く故障が多かったため、出場機会にはあまり恵まれなかった。1969年には、福本豊や加藤秀司ら同年代の選手が社会人野球から入団してきたこともあり、投手への転向を試みる。1970年に退団を決意。その年のオフに行われた二軍選手を中心とした第1回選抜会議（トレード会議）の対象となり、中日ドラゴンズに指名されたが、入団を断り現役を引退した。

引退後は親戚から勧めもあり、東京消防学校に入学。半年後の採用試験に合格し、江戸川消防署に配属される。その後、消防から救急隊へと配置転換。勤務の合間に病院実習などをこなし、1992年には救急救命士の資格を取得。後に救急隊長も務めた。1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件の際には、救急隊長として現場に出動した。

後年は、公益財団法人東京防災救急協会の救急講習講師を7年間務め、2008年に退官した。

詳細情報

年度別打撃成績

(省略)

背番号

21 （1966年 - 1970年）

脚注

(省略)

関連項目

千葉県出身の人物一覧
オリックス・バファローズの選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 斎藤喜 - NPB.jp 日本野球機構

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