斎藤志郎 (さいとう しろう)
基本情報
生年月日: 1956年
8月31日
出身地:
山形県酒田市
職業:
俳優、声優
所属: 文学座
来歴
斎藤志郎は、幼少期を最上川の近くで過ごし、元気いっぱいに育ちました。地元での楽しい日々は、彼の個性に豊かさをもたらしました。高校時代には
山形県立酒田工業高等学校の土木科を卒業し、その後、
東洋大学法学部へ進学しました。大学在学中には公務員として働きながら、夜間は学業に励む日々を送りました。
そんな忙しい中、ふと訪れた学生ミュージカルに心を奪われ、オーディションを受けたところ、主役に選ばれるという幸運に恵まれます。しかし、役者としての重圧に悩む中、演出家からの「お前にしかない輝きがある」という言葉や、先輩からのアドバイスによって心が軽くなり、演技への情熱を再度燃やしました。公演は大成功を収め、その経験から役者の道を選ぶ決心をしました。
大学卒業後は、都内の市役所土木課で地方公務員として働く傍ら、役者の道を追い求める彼は、
1980年に文学座研究所に入所し、
1985年に正式に座員となります。
人物
斎藤志郎は、特異な『七色のダミ声』を持つ声優であり、庄内弁を話すことから、独自のキャラクターを多く演じてきました。劇場、テレビアニメ、
吹き替えなど、幅広いジャンルで活躍し、特にアニメではさまざまな悪役や面白おかしいキャラクターを表現しています。地元の方言を誇りに思っており、役に合った言葉で演じることで観客に喜びを与えることができます。彼は、声優の仕事に対する真摯な姿勢を持ち、「ただ声を当てるだけではなく、役に感情を持ち込んで演じることが大切」と考えています。
斎藤さんは、演技指導員としても後進を育てており、専門学校で学生に「マイクの前でその役を生きる」重要性を教えています。自らの経験をふまえ、演じることの喜びや責任も重視しており、特に知人の息子の結婚式では、自身のキャラクターの声でお祝いのメッセージを送り、喜ばれたことから再認識した「人に感動を与える仕事の幸せ」を大切にしています。
主な出演作品
斎藤志郎は幅広い作品に出演しており、特にテレビアニメや劇場映画での活躍が目立ちます。以下は彼が関わった主な作品の一部です。
- 「名探偵コナン」:さまざまなキャラクターを担当
- 「NARUTO -ナルト-」:盗賊団親玉役
- 「
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX|攻殻機動隊_STAND_ALONE_COMPLEX」:権藤金吉役
- 「
もののけ姫」:牛飼い役
- 「
千と千尋の神隠し」:不明
彼は多岐にわたるジャンルで活動し続けており、今後の作品でもその独特な声質と演技力を活かして多くのファンに感動を与えることでしょう。
結論
斎藤志郎は、豊かな表現力と深い演技への情熱を持つ
俳優で、今なお精力的に活動を続けています。彼の今後の活躍が楽しみであるとともに、さらなる
舞台や作品への出演が期待されます。