斎藤明日斗

斎藤明日斗（さいとう あすと）

プロフィール

斎藤明日斗は1998年7月17日生まれの日本の将棋棋士で、棋士番号は311です。出身地は神奈川県川崎市で、師匠は宮田利男です。彼は将棋界において注目される若手棋士としての地位を確立しています。

将棋との出会い

将棋を始めたのは5歳のときに父から教わったことがきっかけです。その後は小学1年生から3年生まで「子供将棋スクール」に通うなど、将棋に興味を持ちながら成長しました。しかし、小学3年生からは「三軒茶屋将棋倶楽部」に通い、将棋に本格的に取り組むようになりました。

小学5年生の頃、奨励会を目指し始めた斎藤は、宮田利男から「奨励会を目指してみないか」と声をかけられ、将棋とサッカーの選択を迫られました。クラブチームでのサッカー活動にも情熱を注いでいましたが、骨折を経て将棋の実力が上がってきたことを実感し、将棋を選びました。

奨励会と昇進

2010年9月に関東奨励会に6級で入会し、順調に昇級していきました。入会から約9ヶ月後には5級に昇格し、その後も初段、二段へと進みました。2015年9月に三段に昇段し、奨励会三段リーグに参加することになりました。初めてのリーグは8勝10敗でしたが、アドバイスを受けて以降、成績は徐々に向上し、四期目のリーグで14勝4敗という成績を残し、四段への昇段を達成しました。

プロ入り後の活躍

2017年10月1日、四段に昇進しプロ棋士としてのキャリアをスタートさせました。初年度は4勝2敗という成績を残し、翌年には16勝23敗の成績でした。順位戦では第77期から参加し、段階を踏みながら成績を伸ばしていきました。特に2022年の全般的な調子は良く、39勝9敗、勝率は8割を超えました。

将棋界ではさまざまな棋戦で挑戦させており、2020年度の棋王戦や第35期竜王戦での結果も注目されました。また、2022年1月に公式戦で100勝を達成し、五段に昇段しました。

棋風と趣味

斎藤の得意戦法は横歩取り系でしたが、最近は相掛かりを多く指すようです。趣味はフットサルであり、かつてはサッカーに夢中になっていたこともあります。棋士としての目指す姿勢は、想像力豊かな新しい局面をプロデュースすることです。

まとめ

将棋界の新星、斎藤明日斗の成長は、彼自身の努力とパンデミックの影響下でも変わらぬ情熱から来ていると言えるでしょう。彼の今後の活躍が期待されます。

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