料額印面

料額印面について

料額印面（りょうがくいんめん）は、日本郵便が発行する商品に印刷されている、郵便料金を表す紋様のことです。これは、郵便料金が支払われたことを証明するもので、切手と同じ役割を果たします。具体的には、はがき、郵便書簡、特定封筒郵便物などに印刷されており、これらの郵便物を送る際に、切手を別途購入して貼り付ける必要がありません。

料額印面の概要

料額印面は、郵便料金を支払った証拠となるため、切手のように郵便物に直接貼る必要がなく、そのままポストに投函することができます。これは、特に大量の郵便物を送る際に、切手を貼る手間を省くことができるため、非常に便利です。ただし、料額印面が印刷された部分を切り取って、他の郵便物の料金として利用することはできません。この点が、切手とは異なる点であり、注意が必要です。

また、料額印面が印刷された商品を所持していることは、郵便物を差し出す権利を購入したことにはなりません。そのため、郵便料金が改定され値上げされた場合には、差額分の切手を別途購入して貼り付ける必要があります。さらに、通常のはがきや郵便書簡を書き損じてしまった場合には、郵便窓口で交換手数料と差額を支払うことで新しいものと交換できますが、料額印面を汚損してしまった場合は、そのはがきや郵便書簡は無効となります。この点は切手と同様の扱いとなります。

料額印面のメリットとデメリット

料額印面には、いくつか不自由な点がある一方で、大きなメリットも存在します。特に、通常はがきについては、郵便料金のみを支払えばよく、はがき自体の用紙代を負担する必要がない点は魅力的です。これにより、手軽に郵便物を送ることができます。しかし、上述したように、料額印面を切り取って再利用することはできないため、使用済みの郵便物からは剥がして保管することはできません。

料額印面が使用される主な商品

料額印面が印刷されている主な商品は以下の通りです。

はがき
郵便書簡
* 特定封筒郵便物

これらの商品は、料額印面が印刷されているため、切手を購入する手間が省け、簡単に郵便物を送ることができます。ただし、前述の通り、料金改定や汚損に関する注意点もありますので、利用する際は注意が必要です。

まとめ

料額印面は、郵便料金を支払ったことを示す便利な方法ですが、切手とは異なる点も存在します。これらの特徴を理解した上で、適切に利用することで、より便利に郵便サービスを活用できます。

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