『新
サクラ大戦』は、2019年12月12日にセガゲームスから発売された
PlayStation 4|PlayStation_4向けのドラマチック3Dアクションアドベンチャーゲームです。このゲームは「
サクラ大戦」シリーズのナンバリングタイトル第6作目として新たに登場しました。ゲーム発売以来、14年ぶりの本作は、ストーリーを新たにしながらも、従来の魅力を引き継いでいます。
ゲームの概要
本作は、過去に活躍した帝国華撃団などの組織が「降魔大戦」により消滅してから10年後の太正29年(
1940年)を舞台にしています。新たに結成された帝国華撃団・花組の隊長である神山誠十郎を中心に、彼と共に戦う個性豊かなヒロインたちが活躍します。これまでのターン制のバトルから、機体を操作して戦うアクション形式の移行がされた点が特徴です。
プレイヤーは、様々なシナリオやクエストを通してヒロインたちとの関係性を深めながら、数々の敵と戦い、ストーリーを進めていきます。グラフィックは全て3Dで表現されており、初めての16:9画面かつフルHDを採用しているため、迫力ある映像で楽しむことができます。さらには、
ダウンロードコンテンツでキャラクターの見た目やBGMを変更できるオプションも用意されており、プレイヤーが独自にカスタマイズできる楽しさも魅力の一つです。
製作の経緯
『新
サクラ大戦』の制作が始まったきっかけは、2008年の舞台公演後に終了の予定だった「
サクラ大戦シリーズ」がファンの熱意により継続が決まったことにあります。2013年からは舞台での再活動を開始し、2016年にはファン投票で作品部門と復活期待部門で1位を獲得しました。これにより新作が本格的に進められることとなりました。
キャラクターデザインには著名な漫画家である
久保帯人が起用され、ストーリー構成はイシイジロウが担当しました。従来のスタッフとは一線を画し、新しい風を取り入れた形で復活したシリーズは、旧作ファンにも新たな感動を与えました。
ゲームの評価
本作は全体として非常に評価が高く、ファミ通のレビューでもゴールド殿堂入りを果たし、
IGNJapanではヒロインとのコミュニケーションが楽しめる点が好評を得ました。しかし、一部ではバトル部分の単調さや難易度の低さが指摘され、特にコアなアクションファンにとっては物足りなさを感じる意見も見られました。
物語の舞台設定
「降魔大戦」と呼ばれる戦いを経て、帝都、巴里、紐育の華撃団は消滅し、その後に設立された「世界華撃団連盟(WLOF)」のもとで、各都市で新たな華撃団が誕生します。物語の核となるのは、再び現れる降魔や新たな敵との戦いであり、花組は彼らと対峙しながら成長していく姿が描かれます。特に、連盟が開催する「華撃団競技会」での活躍がストーリーの重要な一部となっています。
主なキャラクター
- - 神山誠十郎: 花組の隊長。正義感にあふれる熱血漢であり、剣の使い手。
- - 天宮さくら: 昔の華撃団のトップスタァを夢見る新入隊員。
- - 東雲初穂: 土着の価値観を持つ江戸っ子の看板娘。
- - 望月あざみ: 忍者の末裔で、優れた武術の才能を持つ少女。
結論
『新
サクラ大戦』は、時代を超えて多くのファンに愛され続ける作品の新作であり、製作陣の意欲とファンの期待が詰まった魅力的な内容となっています。新生「帝国華撃団・花組」の物語を体験することで、感動に満ちた冒険が待っていることでしょう。