新トーキョー人の選択

概要

『首都圏金曜特集・新トーキョー人の選択』（しゅとけんきんようとくしゅう しんトーキョーじんのせんたく）は、NHK首都圏放送センターの企画・制作により、2006年4月から2010年3月までの期間、関東・甲信越地方のNHK総合テレビジョンを中心に放送された地域情報番組です。

この番組は2006年4月28日に放送を開始しました。主なターゲット層は熟年世代に設定されており、彼らが関心を持つであろう様々な話題を取り上げていました。番組の基本構成としては、各界から招かれた多彩なゲストが、台本に縛られない自由な形式で、それぞれの視点からテーマについて意見を交わすスタイルを採っていました。

放送形態

本番組は、制作拠点であるNHK首都圏放送センターの管轄する関東・甲信越地方向けのローカル放送として制作されましたが、より広い範囲での視聴機会も設けられていました。

具体的には、NHKワールド・プレミアムでも放送され、開始当初は時差放送でしたが、2009年4月からは関東地方と同時での放送が行われました。また、2008年12月にサービスが開始されたNHKオンデマンドでも配信されたほか、総合テレビの深夜枠やBSハイビジョンチャンネルでも不定期ながら放送され、これらを通じて日本全国で視聴することが可能でした。

ただし、他の地域番組と同様に、放送地域内であっても、県域放送局が独自編成を優先する場合には、本番組の放送が見送られることがありました。特に茨城県、山梨県、長野県などでは、それぞれの県域情報番組が優先されるケースがありました（例: 『金曜茨城スペシャル』、『金曜山梨』、『知るしん。〜信州を知るテレビ〜』など）。

放送時間の変遷

番組の放送時間は、年度によって変更がありました。

2006・2007年度: 総合テレビにて、不定期の金曜日 19時30分から20時43分までの枠で放送されていました。
2008・2009年度: 総合テレビにて、原則として毎月第1金曜日の20時00分から20時43分までの枠での放送となりました。

出演者

番組の進行を担う司会や、現場からのレポートを行うリポーター、そしてナレーションを務める担当者がいました。

司会:
春風亭小朝（落語家）
荒木美和（アナウンサー、2009年度からリポーターも兼務）
リポーター:
二代目林家木久蔵（落語家）
ナレーション:
* 結城さとみ（当時、NHKさいたま放送局アナウンサー）

テーマ曲

番組のオープニングなどに使用されたテーマ曲には、ドクター・ゾイルによるTOKIOの楽曲のカバーバージョンが採用されていました。

放送終了

『首都圏金曜特集・新トーキョー人の選択』は、2010年3月をもって放送を終了しました。その後、2010年度上半期の金曜夜の首都圏向け情報番組としては、『イキだね!わたしの東京時間』が放送されました。

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