『新世界
メタバースTV!!』は、
2022年10月2日から2023年
9月17日まで、
テレビ朝日で放送された新感覚の
バラエティ番組です。この番組は、
メタバースと声優をテーマにしたトークショーであり、視聴者に新しいエンターテインメント体験を提供しました。
番組の背景と構成
最初は『声優パーク建設計画VR部』として2021年3月にスタートし、その後『声優パーク建設計画
メタバース部』へと改題されました。最終的に
2022年10月から『新世界
メタバースTV!!』としてリニューアルし、毎週
日曜日の10:00から放送されました。放送時間が拡大されるとともに、内容もより多様化しました。
この番組は、
メタバース空間に「光の
バーチャル六本木」や「声優パーク」を構築することを目指し、MCの声優関智一とお笑いコンビ
ぺこぱの二人が「事業責任者」として活躍しました。毎回異なる声優ゲストを迎え、リアルと
バーチャルが融合した新たなトークを繰り広げました。
メタバース空間とコラボレーション
番組内では、
バーチャルSNS「cluster」を利用して実際に作成された「光の
バーチャル六本木」が登場し、視聴者は放送後1時間までこの空間を無料で体験できる特典がありました。また、「
バーチャル六本木アリーナ」や「
バーチャルけやき坂」といったVR空間も使用され、観客は臨場感を自宅で味わうことが可能でした。
さらに、
2022年10月からはゲームプラットフォームRobloxとのコラボレーションも展開。観客は、番組に関連するゲームが複数公開され、楽しむことができました。
ぺこぱがMCに選ばれた背景には、声優やアニメにあまり詳しくない観衆向けに配慮されたバランスの良い構成があると評価されています。
主なコーナーと内容
番組内には多様なコーナーが設けられましたが、特に人気があったのが「声優世代表」と「漫才生アフレコ」でした。「声優世代表」では、ゲスト声優が自らをどの世代に分類されるかを考察することが目的で、参加者は基準を元にトリビアを共有しました。このコーナーが進むにつれて、声優業界の歴史や世代に対する視点が垣間見え、視聴者にとっても新しい発見がありました。
「漫才生アフレコ」コーナーでは、
ぺこぱの生漫才に声優がアフレコを行い、軽快なトークが展開されることで、リラックスした雰囲気が生まれると同時に、視聴者の笑いを誘いました。また、「時を戻そう記念館」では、思い出のエピソードや宝物を紹介するコーナーとして、感動を呼ぶ場面も多々ありました。
放送の終了と後継番組
2023年
9月17日に放送が終了した後、10月7日からは後継番組として『金曜日の
メタバース』が始まり、MCには芝大輔(
モグライダー)とハシヤスメ・アツコが担当することになりました。これにより、新たなスタイルの
メタバース番組が誕生し、視聴者の期待が高まっています。
『新世界
メタバースTV!!』は、
メタバースの可能性と声優の魅力を広く伝えることに成功した、斬新な試みでした。