新井場徹

新井場 徹（あらいば とおる）

新井場徹は、1979年7月12日生まれの元サッカー選手で、出身地は大阪府です。彼はサッカー選手としての経歴に加え、JFA登録仲介人としても活躍しています。新井場は、稲本潤一や播戸竜二とともにFC TIAMO枚方を創設したことでも知られています。ポジションは主にサイドバックで、特に左サイドバックとしてのプレーで名を馳せました。

来歴

ガンバ大阪でのキャリア

新井場はガンバ大阪のユース出身で、ユース時代には同じく活躍する稲本潤一、橋本英郎とも肩を並べていました。彼がトップチームに昇格した際には、「満員の万博を自分のプレーで沸かせたい」という北向な志を持ちました。数々の試合に出場しつつ、彼のプレースタイルはドリブルからの切り込みシュートが中心でしたが、2001年9月にトルシエ監督時代の日本代表候補メンバーに選出されたことで、そのプレースタイルに変化がありました。この合宿を通じて、クロスを入れるプレーに重点を置くようになりました。

移籍と鹿島アントラーズでの成功

2004年、新井場は鹿島アントラーズに完全移籍しました。移籍の際には心情的な葛藤があり、2003年12月の天皇杯ではガンバに別れのキスを果たしました。その後の2004年3月には古巣ガンバとの開幕戦で同点ゴールを決め、すぐにスタメン選手として活躍し始めました。彼は2007年から2009年にかけて3度のリーグ優勝を果たし、また他のタイトルも数多く獲得しました。シーズン中盤にはDFパク・チュホにレギュラーの座を奪われましたが、諦めずに奮闘し、再びその座を取り戻しました。2011年にはチームメートの怪我により、本職でないセンターバックの役割も果たしました。

セレッソ大阪への移籍

2013年、新井場はセレッソ大阪に完全移籍し、地元大阪でのプレーを再開しました。家庭の事情もあり、この移籍は家族のためでもありました。しかし、2014年シーズン終了後にチームからの来季の構想外を告げられ、2015年1月に現役引退を発表しました。

エピソードと引退

新井場が鹿島アントラーズで最も記憶に残る試合として挙げるのは、移籍初年度の開幕戦です。古巣ガンバとの対戦で延長戦近くに同点ゴールを決めたこの試合は、彼にとって特別なものでした。

引退試合は2015年7月5日に行われ、中田浩二や柳沢敦との合同で開催されました。これは彼のサッカー人生における重要な節目となりました。

所属クラブと獲得タイトル

新井場のユース経歴は以下の通りです。

• - 交野FC（1992年 - 1994年）
• - ガンバ大阪ユース (1995年 - 1997年)

プロ経歴は次の通りです。

• - ガンバ大阪（1998年 - 2003年）
• - 鹿島アントラーズ（2004年 - 2012年）
• - セレッソ大阪（2013年 - 2014年）

彼が持つタイトルは、Jリーグ3回優勝、ヤマザキナビスコカップ2回、天皇杯2回など多岐にわたります。個人賞としては、アントラーズ功労賞やJリーグ功労選手賞があり、彼の努力と成果が光ります。

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