新倉敷駅

新倉敷駅の概要

新倉敷駅（しんくらしきえき）は、岡山県倉敷市玉島爪崎にある西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅です。玉島地域で唯一の鉄道駅として、山陽新幹線と在来線の山陽本線が交差する地点に位置しています。駅は市街地から約2.5km北にあり、周辺には新市街地が形成されています。

この駅は、駅長が配置された直営駅です。しかし、管理駅ではなく、倉敷駅によって管理されています。また、山陽本線においてはICOCAが利用可能なエリアに含まれており、便利な交通手段として利用されています。駅番号はJR-W07であり、事務管コードは▲650614です。

歴史

新倉敷駅は1891年に「玉島駅」として開業しました。これにより、旅客および貨物の取扱が開始され、地域の交通機関として重要な役割を果たすことになります。1906年に山陽鉄道が国有化され、官営鉄道の駅となりました。その後、1909年に山陽本線の一部としての地位が確立されました。

1968年には上り待避線が設置され、1974年には貨物の取り扱いが廃止されました。1975年3月には山陽新幹線が開通し、当駅も新幹線の停車駅として生まれ変わりました。この時、駅名も「新倉敷駅」と改称され、橋上駅舎へと進化を遂げました。

その後も駅は何度かの改修を受けており、1987年には国鉄分割民営化によりJR西日本の駅として新たな一歩を踏み出しました。1997年には新幹線「ひかり号」の停車が廃止され、「こだま号」のみが停車することとなりましたが、後にひかり号の停車が復活しました。

駅構造

新倉敷駅の構造は、1階に在来線のホーム、2階に改札口とコンコース、3階に新幹線のホームがあります。新幹線は、16両編成に対応した高架ホームを備えており、2面2線の相対式ホームと通過線が設けられています。また、在来線には単式ホームと島式ホームが併設されています。

利用状況

2021年のデータによると、1日平均乗車人員は約5,783人。倉敷市エリアでは岡山駅、倉敷駅に次ぐ利用者数を誇ります。年々変化する利用者数は、地域の発展や観光名所へのアクセスに影響を与えています。

駅周辺と交通アクセス

新倉敷駅前にはバスターミナルがあり、多くのバス路線が運行されています。利用者は駅の利便性を享受し、周辺地域へのアクセスも容易です。また、駅近隣には様々な施設があり、利用者や観光客のニーズに応えています。

新倉敷駅は、その誕生から数十年にわたり、岡山県内外の交通の要所としての役割を担い続けています。駅の歴史や構造、周辺交通の利便性は、今後の利用者にとっても魅力的なポイントとなるでしょう。

もう一度検索