新城市つくで交流館

新城市つくで交流館：地域に根ざした複合文化施設

2017年4月1日、愛知県新城市作手地区に誕生した「新城市つくで交流館」は、地域住民の交流を深めるための複合文化施設です。旧・南設楽郡作手村の中心部に位置し、隣接する新城市立作手小学校と一体となった複合施設として、地域社会に貢献しています。

木造建築の美と機能性

東畑建築事務所が設計を手掛けた本施設は、地元産のヒノキやスギをふんだんに使用した木造建築（一部鉄筋コンクリート造及び鉄骨造）が特徴です。温かみのある木造空間は、訪れる人々に安らぎを与え、地域に溶け込むような親しみやすさを演出しています。延床面積は約3,200平方メートルで、広々とした空間が様々な用途に対応します。建築費は約16億円という大規模なプロジェクトであり、その完成度の高さは、中部[[建築賞]]および愛知まちなみ建築賞という栄誉ある賞を受賞した実績からも明らかです。

多様な施設と充実した設備

つくで交流館は、地域住民の多様なニーズに応えるため、様々な施設を備えています。

図書室: 静かに読書を楽しめる空間を提供します。
ホール: 210席を備えたホールは、講演会や発表会、イベントなどに利用できます。
多目的会議室: 8.5m×7mの広々とした会議室は、会議や研修、サークル活動などに活用できます。
小会議室: 3.5m×7mの会議室は、少人数での会議や打ち合わせに適しています。
和室: 15畳の広さを持つ和室は、伝統的な雰囲気の中で、様々な集まりに使用できます。
調理室: 10m×7mの調理室は、料理教室や調理実習などに利用できます。

これらの施設は、地域住民だけでなく、近隣からの来訪者にも広く開放されており、地域交流の促進に大きく貢献しています。

開館時間と休館日

開館時間：8時30分～22時00分
図書室利用時間：9時00分～19時00分
* 休館日：火曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始

新城市立作手小学校との連携

つくで交流館は、新城市立作手小学校と一体的に運営されています。2013年に4小学校が統合され開校した作手小学校は、当初仮校舎を使用していましたが、2017年につくで交流館の開館と同時に新校舎が完成しました。小学校と交流館が隣接していることで、児童生徒の教育活動と地域住民の交流活動がスムーズに連携し、活気ある地域社会を形成しています。

周辺環境

つくで交流館周辺には、新城市役所作手総合支所、新城市作手歴史民俗資料館、新城市立作手中学校、愛知県立新城東高等学校作手校舎、新城市立作手保育園、新城市作手診療所、JA愛知東作手地区営農センターなどの公共施設や生活関連施設が集中しており、利便性の高い立地となっています。また、歴史と文化を感じさせる粕塚八幡宮、十二所神社、正眼寺などの神社仏閣も近くにあります。

まとめ

新城市つくで交流館は、単なる交流施設にとどまらず、地域住民の生活を支える重要な拠点となっています。美しい木造建築、充実した設備、そして隣接する小学校との連携により、地域社会の活性化に大きく貢献しています。今後ますます発展していくであろう、新城市の未来を象徴する施設と言えるでしょう。

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