新婚さんいらっしゃい!

新婚さんいらっしゃい!

『新婚さんいらっしゃい!』は、1971年1月31日から放送されている日本の視聴者参加型トーク番組です。朝日放送テレビ（ABCテレビ）の制作により、テレビ朝日系列などで毎週日曜日の昼に放送されています。この番組は、結婚してから6か月以上3年以内の夫婦を対象に、視聴者から自薦や他薦で参加者を募り、新婚生活や出会いのエピソードを語る内容が特徴です。

番組の歴史

この番組は、朝日放送がTBS系列だった頃から続いている唯一のレギュラー番組となっており、2024年には放送53年を迎えます。2022年3月まで、桂文枝さんが51年間にわたって司会を務めており、これは日本のバラエティ番組史上最長の記録です。文枝さんの勇退後、新しい司会者として藤井隆さんと井上咲楽さんが就任しました。

番組の進行とスタイル

番組のスタイルは、出演する新婚夫妻の馴れ初めや結婚生活のエピソードをインタビュー形式で進行することから始まります。司会者は、大阪弁や方言を交えた軽快なトークで視聴者を楽しませます。特に「椅子コケ」と呼ばれる名物リアクションがあり、夫婦の面白い発言に対して司会者が椅子から転げ落ちる場面が何度も繰り返されています。この演出は番組の特徴ともなっています。

最近では、新婚カップルの悩みを解決する「新婚さんサポーター」というコーナーも設けられています。また、番組は定期的に内容をリニューアルし、新しい視点や楽しみ方を提供しています。

出演者と特別企画

出演者は基本的に一般の新婚夫婦ですが、稀に著名人も参加することがあります。2020年には新型コロナウイルスの影響を受け、リモート収録を行い、著名人夫妻のみが登場する特別企画も実施されました。また、ハワイやフランスなどでの公開収録も行われており、国際的な側面も持っています。

過去には特別番組や海外での公開録画が行われるなど、様々な企画に挑戦してきました。2023年には、同性カップルが初めてスタジオに登場し、国際的な多様性を取り入れた内容も展開されています。

視聴率と影響

開始時は低視聴率からのスタートでしたが、徐々に人気が高まり、長寿番組となりました。関西地区の視聴率が特に高く、多くのファンを支持し続けています。このように『新婚さんいらっしゃい!』は、日本の結婚や家庭をテーマにしたトーク番組の金字塔として、視聴者に愛されている番組です。今後も新たな形で続いていくことが期待されています。

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