新宿セントラルパークシティ

新宿セントラルパークシティは、東京都新宿区西新宿に位置する、再開発によって誕生した複合施設群です。このエリアは、かつて土地利用や防災上の課題を抱えていましたが、「西新宿六丁目西第6地区第一種市街地再開発事業」として再開発が行われ、2010年2月に竣工しました。竣工まで20年以上の歳月を費やした大規模プロジェクトです。

新宿中央公園の北側に隣接しており、ニューヨークのセントラルパークを彷彿とさせる立地から、その名が付けられました。施設は、44階建ての「セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿」と17階建ての「住友不動産新宿セントラルパークビル」、そして低層部の商業施設で構成されています。

敷地は東から西へ9m下がる傾斜地であるため、メインエントランスは2階に、駐車場への出入り口と車寄せは1階に設けられています。施設内には、24時間営業のスーパーマーケット「マルエツ プチ」やフィットネスルーム、ゴルフレンジなどの多様な施設があり、コンシェルジュデスクや近隣ホテルとの提携サービスも利用可能です。さらに、新宿駅までの無料シャトルバスも運行されており、利便性が高いのが特徴です。

セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿

地上44階建てのタワーマンション兼オフィスビルで、7階までがオフィスフロア、8階から44階が住居フロアとなっています。総戸数は842戸で、賃貸住戸の貸主は住友不動産です。東側には、自由にアクセスできる植栽豊かな広い庭が設けられています。外観は「新宿スカイスクレイパー」をコンセプトに、既存のオフィスビル群と調和しながらも存在感を放つデザインが採用されました。中層部は最小限のバルコニー、高層部はバルコニーを設けないことで、全面ガラスカーテンウォールのシンプルな外観を実現しています。これは、住宅としては他に類を見ない特徴です。

住友不動産新宿セントラルパークビル

セントラルパークタワーの北側に位置するオフィスビルで、青いガラス張りの外観が特徴です。17階建てで、セントラルパークタワーと統一感のあるデザインが採用されています。1階には、貸し会議室とイベントホールを備えた「ベルサール新宿セントラルパーク」が設けられています。

アクセス

新宿セントラルパークシティへのアクセスは以下の通りです。

新宿駅（西口）から徒歩約14分
都営地下鉄大江戸線都庁前駅から徒歩約5分
地下鉄丸ノ内線西新宿駅から徒歩約6分
西武新宿線西武新宿駅から徒歩約16分

さらに、新宿駅西口からは無料シャトルバスが運行されており、アクセス手段は豊富です。

新宿セントラルパークシティは、都心にありながらも緑豊かな環境を提供し、快適な住環境と利便性を兼ね備えた複合施設です。その洗練されたデザインと充実した施設は、多くの人々に利用されています。

関連項目

新宿区の超高層建築物・構築物の一覧

外部リンク

セントラルパークタワー・ラ・トゥール新宿
住友不動産新宿セントラルパークビル
ベルサール新宿セントラルパーク

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