新宿区立落合中学校

概要

新宿区立落合中学校は、東京都新宿区下落合に所在する公立中学校で、通称「落中（おちちゅう）」として地域住民や生徒に親しまれています。学校の周辺には、おとめ山公園の緑豊かな自然が広がり、閑静な住宅街の中に位置しています。1993年に完成した現在の校舎は、数々の教育施設を手がけた建築家、船越徹氏によって設計されました。区立中学校としては珍しい、洗練された外観が特徴です。

沿革

落合中学校は、1947年4月1日に新宿区立落合中学校として設立されました。1958年3月17日には校歌が制定され、発表会が開催されました。そして、1993年3月31日には、現在の新校舎が完成し、新たな歴史を刻み始めました。

教育目標

落合中学校では、21世紀を生きるにふさわしい人格の育成を目標としています。集団生活を通して心身の健康を促進し、友情を育み、困難を乗り越える力を養います。生徒一人ひとりが豊かな学業生活に専念できるよう、教育活動に取り組んでいます。具体的な目標としては、「たくましい心と身体を持った人」「勤労と助け合いの喜びを知る人」「自分から進んで考える人」の育成を掲げています。さらに、平成29年度からは新たな教育目標として、「自ら学ぶ」「思いやる」「やり通す」の3つを重視した教育を実践しています。

学校行事

落合中学校では、年間を通して様々な学校行事が開催されます。4月には入学式、前期生徒総会が行われ、1年生は移動教室に参加します。秋には運動会が開催され、3年生は修学旅行へ出かけます。文化的な行事としては、落中発表会があり、生徒たちが日頃の学習成果を発表する場となります。また、後期生徒総会、2年生のスキー教室、卒業式も重要な学校行事です。

生徒会活動

生徒会活動も活発に行われており、生徒総会を中心に、生徒会本部、中央委員会、選挙管理委員会、学年委員会（1年、2年、3年）、専門委員会（生活、美化、放送、図書、保健、給食）が組織されています。生徒たちはこれらの活動を通じて、自治の精神や協力の大切さを学んでいます。

部活動

運動部では、サッカー部、ソフトテニス部、陸上部、女子バレーボール部、バスケットボール部、卓球部が活動しています。文化部では、生物部、茶道部、ウィンドアンサンブル部、美術部が活動を行っています。かつては映画部と読書部も存在しましたが、現在は廃部となっています。

交通

落合中学校へのアクセスは、JR山手線の目白駅または高田馬場駅から徒歩約13分、西武新宿線の下落合駅から徒歩約13分となっています。

著名な出身者

落合中学校からは、多方面で活躍する著名な人材が輩出されています。演出家・編集者であり、和光大学芸術学部教授の津野海太郎氏（1954年卒）、エッセイスト・作詞家の麻生圭子氏（1973年卒）、経済アナリストで獨協大学経済学部教授の森永卓郎氏（1973年卒）、俳優・アイドル歌手の岡本健一氏（1985年卒）、ジャズ・ボーカリストの小林桂氏（1995年卒）、小野測器の元社長で現会長の小野雅道氏などがいます。

関連事項

新宿区立中学校一覧も参照ください。

外部リンク

新宿区立落合中学校の公式サイトは以下です。
新宿区立落合中学校

もう一度検索