新居浜マスジド

新居浜マスジドについて

新居浜マスジドは、愛媛県新居浜市に実在するイスラム教の寺院です。このマスジドは、市の中心部にある県道13号線に面しており、周囲には市役所などの公共施設が立ち並ぶ場所に位置しています。これは、多くの地域の人々にとってアクセスの良い位置にあることを意味します。

建物の構造について、鉄筋コンクリートの2階建てであり、屋上には大きなドームが一つ、小さなドームが二つ設置されています。マスジドとして利用されているのは2階部分とベランダであり、一度に約60名の信者が礼拝を行うことができるスペースがあります。このような設計は、信者が集まりやすい環境を提供し、地域のイスラム文化の発展に寄与しています。

礼拝を行う人々は、新居浜市に住む日本人や、新居浜工業高等専門学校に在籍するマレーシア人留学生、インドネシア人の労働者とその家族で構成されています。特にこのマスジドにおいては、浜中彰氏とトリアント氏がイマーム（宗教的指導者）としての役割を果たしています。浜中氏はシンガポールでイスラム教に改宗し、その後マレーシア、エジプト、リビアなどに滞在し多様なイスラム文化に触れています。また、1997年からは「イスラムのホームページ」というインターネットサイトを運営しており、イスラムに関する情報を広める活動も行っています。

新居浜マスジドの敷地面積は165平方メートル、延床面積は160平方メートルとなっており、そのうちマスジドとして利用される部分は80平方メートルです。このマスジド自体の歴史は1989年に始まります。その年の11月、初代イマームの浜中氏が自宅の敷地内に8畳のムサッラー（小規模な礼拝所）を建設しました。しかし、2003年9月には現在の新居浜マスジドが新築され、ムサッラーは廃止されました。

さらに、2004年8月7日にはマスジドの屋上にドームが設置され、現在の形となりました。このようにして新居浜マスジドは地域のイスラム文化の中心地として発展してきたのです。

所在地は愛媛県新居浜市一宮町二丁目2-43で、交通アクセスも便利です。JR予讃線の新居浜駅から車で約5分、またはせとうちバスの市役所前停留所から徒歩8分の場所にあります。このような利便性は、地域の人々が礼拝に参加しやすくするための重要な要素となっています。

新居浜マスジドは、愛媛県内のイスラム教徒や地域社会にとって、重要な宗教的な拠点であり、交流の場としての役割も果たしています。今後も多様な文化が共存する中で、地域の人々とともに成長し続けることが期待されています。

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