新屋晃

新屋 晃の野球人生について

新屋晃（しんや あきら）は、1955年2月1日生まれの元プロ野球選手であり、鹿児島県でその足跡を残しました。内野手としてのキャリアを受け継いだ後、審判員としても活動。彼の野球に対する情熱は、現役時代から引退後まで続いています。

学生時代

新屋は鹿児島県の照国高校（現在の鹿児島城西高校）で野球に励みました。1972年の夏、彼は高校野球の県予選で準決勝まで進出しましたが、鹿児島商工に敗退し、甲子園出場は果たせませんでした。この経験が彼の後のプレーにどのように影響を与えたかは計り知れません。彼の高校時代は厳しいものでしたが、この時期に磨かれた技術がプロでも役立ちました。

プロ入りと選手としてのキャリア

1972年のドラフトで新屋は日拓ホームフライヤーズに6位指名を受け、プロ野球生活をスタートさせました。初めは期待された選手ではありましたが、1977年にはついに一軍の座を掴み、二塁手として12試合に出場します。7月には一番打者としても起用され、その才能を示しました。しかし、1978年には出場機会が減少し、同年限りで現役を引退しました。彼のプロとしてのキャリアは、5年と短かったものの、その中で多くの経験を重ねることができました。

審判員としての道

引退後、新屋は1979年にパシフィック・リーグの審判部に入局します。審判番号は29。小柄ではありましたが、中堅審判員として長い期間活躍しました。彼は通算1703試合に出場し、1987年と1994年のオールスターゲームにも選出されましたが、日本シリーズには出場したことはありません。特に記憶に残るのは、1987年の南海・ロッテ戦での球審であり、この試合はサスペンデッドゲームとして知られています。

引退後の活動

審判員として活動を終えた後は埼玉県上尾市で硬式ボールを扱う事業を展開しつつ、エバーグリーンアンパイヤクラブに所属して技術指導を行っています。彼の経験は若い選手たちにとって貴重なものとなっており、特に審判員の技術向上に寄与しています。2006年には日本学生野球協会からの承認を受け、関甲新学生リーグの審判員として活動を開始。大学野球での現役審判としての地位を確立した最初の元プロ野球審判員です。

新屋晃は、選手としても審判員としても多くの人々に影響を与えてきました。そのキャリアは、プロ野球の裏側を知る貴重な視点を提供し、今後もその情熱が後輩たちに受け継がれていくことでしょう。

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