新山一範

新山 一範のプロフィール

新山 一範（にいやま かずのり、1950年12月9日生まれ）は、日本の法学者であり、特に保険法の分野で幅広く知られています。彼は北海学園大学の名誉教授であり、北海道にルーツを持つ人物です。

学歴と経歴

新山氏は1974年に北海道大学法学部を卒業し、その後は同大学院に進学しました。1976年には民事法専攻の修士課程を修了し、1979年には博士課程の単位取得を完了しましたが、満期退学となりました。卒業後は北海道大学法学部で助手を務め、その後1981年に北海学園大学法学部に講師として着任し、1983年には助教授、1990年には教授に昇進しました。

また、彼は大学院の法学研究科においても修士課程や博士課程の講義を担当しており、学部では商法に関連するコースを教え、特に保険法に関しては商法Ⅲとして専任で講義を行いました。さらに、民事法の入門講義も担当しており、学生教育に対して熱心に取り組んできました。

法学研究の専門領域

新山氏の専門领域は保険法にあり、保険契約法や責任保険給付に関する基礎的な研究に特化しています。彼は日本私法学会に所属し、この分野で多くの研究活動を行っています。保険法に関する彼の研究は、学部生と大学院生の両方に向けて幅広く影響を与えてきました。

著作と論文

新山氏は多くの著作や論文を発表しており、代表的な著作には次のようなものがあります：

• - 『保険法学の諸問題』 （文眞堂、1980年）
• - 『新種保険　新損害保険双書3』 （文眞堂、1985年）
• - 『手形法小切手法』 （中央経済社、1985年初版・1990年増補改訂）
• - 『有因証券法の研究』 （成文堂、1989年）
• - 『事例で考える法学入門』 （青林書院、1989年初版・1991年改訂増補）
• - 『請求権代位と損害額の主張』 （北海学園大学法学部50周年記念論文集、2015年）

これらの著作は法学界において重要な位置を占めており、彼の研究が多くの学生や研究者に影響を与えています。

定年退職と名誉教授

新山氏は2019年3月に北海学園大学を定年退職しましたが、その後も名誉教授として法学部に貢献し続けています。彼の教育と研究は、今後も多くの学生や法学研究者の刺激となることでしょう。

新山一範氏の業績は、法学の分野での彼の影響力を示す重要な指標であり、北海道における法学教育の発展にも寄与してきました。

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