新新宿駅企画課 あるぷすひろば

『新新宿駅企画課 あるぷすひろば』のご紹介

概要

『新新宿駅企画課 あるぷすひろば』は、水越保の原作、たかはしまもるの作画による日本の漫画です。この作品は、2007年12月に出た読み切り作品から始まり、2010年2月に正式連載がスタートし、同年の12月に終了しました。

物語の中心は、新新宿駅の企画課に所属する少女、美那都みらいが、その豊富な鉄道知識を駆使して巻き起こす様々な事件です。新新宿駅は世界的に有名なターミナル駅で、年間の乗降客数が非常に多いことでも知られています。みらいは「鉄道妄想娘」として周囲を振り回し、彼女の周りにはいつもトラブルがつきまといます。この作品のタイトルにもある「あるぷすひろば」は、実際の新宿駅に存在するアルプス広場がヒントとなっています。

特徴

本作は、他の美少女を主役にした鉄道漫画とは一味違います。鉄道に関する「わかる人にはわかる」トリビアが随所に散りばめられ、例えば「東北新幹線が新宿駅まで延伸される計画があった」といった実際の歴史にも触れています。また、作品の合間には擬人化された鉄道車両たちが夜間に交わす井戸端会議も挿入され、漫画にユーモアと親しみを持たせています。

登場人物

美那都みらい

駅長を目指す新入社員である彼女は、圧倒的な知識を持っていますが、周囲に迷惑をかけすぎて「鉄道妄想娘」と呼ばれています。彼女は撮り鉄や模型鉄など、様々な鉄道趣味を持ちながらも、乗り物酔いしやすい体質です。

関空はるか

みらいの先輩で、企画課の常識人。みらいの暴走にツッコミを入れる役割を果たしています。鉄道の知識では引けを取らないものの、目立ちたがり屋の父親の影響から、やや一歩引いた姿勢を取っています。

朝日こころ

新潟駅から派遣された最年少スタッフで、愛らしい外見を持つ女の子です。新潟の郷土愛にあふれ、ぶっちゃけた性格が魅力です。

井川さくら

企画課の課長であり、初登場時は新潟駅にいました。人混みが苦手ながらも、メンバーと関わりたがるさびしがりやな面があります。

他にも、工学技術課の松本あずさや、様々な鉄道会社に属するキャラクターも魅力的で、それぞれの背景や関係性がストーリーを深めています。

まとめ

『新新宿駅企画課 あるぷすひろば』は、鉄道というテーマを通じて描かれる少女たちの友情や成長が感じられます。ユーモアを交えた物語の中で展開されるショートストーリーや鉄道に関する深い知識が光るこの作品は、鉄道ファンだけでなく、幅広い読者に楽しんでもらえる内容です。また、ドラマCDもリリースされており、原作のエッセンスを楽しむ良い機会となっています。

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