新日鐵住金光鋼管工場

新日鐵住金光鋼管工場の歴史

新日鐵住金光鋼管工場は、1955年5月18日に八幡製鐵の「光製鐵所」として設立されました。この工場は、当初から線材を専門に扱っていましたが、その後、さまざまな製品ラインに拡大しました。1958年には、日本特殊鋼管が工場内に電縫鋼管製造設備を導入し、次いで1959年には新たな熱間押出設備が設置されました。1960年には電気炉も新設され、工場の生産能力がさらに向上しました。

1964年には、ステンレス鋼板の冷延圧延設備が整い、業務の幅が広がるとともに、1968年には八幡製鐵が八幡鋼管を吸収合併し、1970年に新日鉄が発足すると、光製鐵所は新日鉄の一部門として継続することとなりました。

2003年には、ステンレス部門が新日鐵住金ステンレス（NSSC）として独立し、この際に光製鐵所は「光鋼管部」と「光製造所」という二つの部門に分かれました。それぞれの部門は、新日鉄とNSSCに属することとなります。2011年4月には、「光鋼管部」が大分製鐵所に統合され、名称も「光鋼管工場」に変更されました。

沿革

以下はこの工場の主要な歴史の流れです。

• - 1955年（昭和30年）5月18日: 八幡製鐵の光製鐵所として発足。
• - 1958年（昭和30年）8月25日: 電縫鋼管製造設備が新設。
• - 1959年（昭和34年）9月7日: 熱間押出設備が導入される。
• - 1960年（昭和35年）2月1日: 電気炉を新設。
• - 1964年（昭和39年）1月: ステンレス鋼板の冷延圧延設備が整備。
• - 1970年（昭和45年）3月31日: 新日鉄として新体制に。
• - 2003年（平成15年）10月1日: NSSCへの分社化が実施され、新たな部門が設立。
• - 2011年（平成23年）4月1日: 「光鋼管工場」に改称。

工場の所在地は山口県光市大字島田3434番地です。また、アクセスはJR西日本の光駅からタクシーで5分、山陽自動車道熊毛ICから光市方面へ30分で到着します。

関連項目

新日鐵住金大分製鐵所
光海軍工廠 - この場所に建設された。
* 日本製鉄山口硬式野球部 - 旧・光製鐵所の硬式野球部。

新日鐵住金光鋼管工場は、産業の変遷とともに多くの歴史を刻んできました。その後身となる大分製鐵所光鋼管工場やNSSC光製造所、光チタン部についてもぜひ関心を持って探求してみてください。

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