新木津用水

新木津用水について

新木津用水は、愛知県丹羽郡大口町を流れる合瀬川（木津用水）を水源とする農業用水路です。この用水は、地域の農業を支える重要な役割を果たしています。

地理

新木津用水は、大口町中小口の合瀬川と五条川の交差部付近で分岐します。そこから薬師川を経由し、八田川へと流れていきます。用水路は、大口町南部で巾下川と交差し、犬山市を通過した後、小牧市北部で後川・佐久間川と合流し、再び薬師川へと至ります。薬師川からは原川と外堀川が分かれ、その後、小牧市南部の大山川との交差部で薬師川と分かれます。さらに、春日井市北部で西行堂川と交差し、最終的には春日井市中部で八田川に合流します。

沿革

新木津用水は、1664年（寛文4年）に完成しました。この用水路の建設は、地域の農業生産にとって画期的な出来事でした。

名称の由来

新木津用水の名前は、1650年に完成した木津用水と区別するために付けられました。木津用水は「古木津用水」と呼ばれ、新しく作られたこちらが「新木津用水」と呼ばれるようになりました。

流域の自治体

新木津用水は、以下の自治体を流れています。

愛知県
丹羽郡大口町
犬山市
小牧市
春日井市

関連書籍

新木津用水に関する研究は多く、以下の書籍で詳しく知ることができます。

『木津用水史』木津用水普通水利組合編（犬山町、1928年）
『木津用水略史』木津用水普通水利組合編（犬山町）
『続木津用水史』木津用水普通水利組合編（小牧町、1940年・1952年）
『木津用水史（改組編）』木津用水史編纂委員会編（木津用水土地改良区事務所、1975年）
『小牧の川・用水～小牧叢書19』小牧市文化財資料研究員会編（小牧市教育委員会、2004年）

資料

『木津用水水利土功会区域図』 - 肉筆着色画。製作者や製作年代は不詳。

関連項目

清流亭 (小牧市) - 愛知県小牧市の新木津用水沿いにある料亭。

外部リンク

小牧叢書（19）「小牧の川・用水」)
小牧市内を流れる河川)

新木津用水は、地域の人々の生活と農業を支える重要な水路であり、その歴史と役割は、地域文化を理解する上で欠かせない要素と言えるでしょう。

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