新湊きっときと市場

新湊きっときと市場の概要

富山県射水市にある新湊きっときと市場は、地元の食文化を楽しむことができる飲食と物販を兼ね備えた施設です。運営を行っているのは、新湊うまいもん株式会社であり、2011年4月29日にオープンしました。施設の建設には約3億円の費用がかけられ、鉄骨平屋建ての構造を持ち、店舗面積は約2,300平方メートルです。入り口に設置された巨大なカニの看板が目印となっています。

内部の施設内容

市場内には多様な飲食店やテナントがあり、直営のレストラン『きっときと亭』は180席の広さを持ち、地元の新鮮な食材を使用した料理を提供しています。また、浜焼き屋の『浜風』は36席を設けており、新鮮な海の幸をその場で焼いて楽しむことができます。開業当初は9店舗のテナントが営業しており、鮮魚や地域の特産品を販売していました。

変遷と影響

2020年5月26日には、新型コロナウイルスの影響で主要な鮮魚店『新湊物流センター』が撤退することが発表されました。しかし、その跡地には直営の鮮魚店『海鮮問屋 魚新』が8月14日に、さらにすし店の『湊寿し』が8月15日にオープンし、訪れる人々に地元の新鮮な海産物を提供し続けています。

災害とその影響

2024年1月1日、能登半島地震によって発生した液状化現象により、水道管が破損し、一時的に本館は休業を余儀なくされました。トイレや調理場の水が使えなくなったためで、その影響を受けたのです。一方、比較的被害の少なかった別棟の『食処海み屋』は、1月31日に営業を再開しました。本館では、工事の進捗を考慮し、当初予定の2月中旬からの順次再開を進め、3月2日には6つの店舗が営業を再開することができました。

営業時間とアクセス

新湊きっときと市場は年中無休で営業しており、営業時間は午前9時から午後5時までですが、季節や特別なイベントに応じて変更されることがあります。

周辺の観光スポット

市場周辺には海王丸パークや新湊大橋といった観光名所も点在しており、訪れたついでに散策することもできます。こうした魅力的なスポットと共に、新湊きっときと市場は地域の観光と経済にも大いに貢献しています。

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