新潟市立白新中学校

新潟市立白新中学校は、新潟県の県庁所在地である新潟市の中心部、中央区川岸町に位置する公立中学校です。

雄大な信濃川のほとりに立地し、周囲には新潟市役所や新潟地方裁判所といった行政・司法の中枢機関が点在します。また、新潟市陸上競技場や市民の憩いの場である白山公園、医療施設である新潟県立がんセンター新潟病院、そしてJR越後線の白山駅なども近くにあり、都市機能が集積した利便性の高い環境にあります。通学区域は、鏡淵小学校および白山小学校の学区となっています。

本校は、開校後の長い歴史の中で、かつて2200名を超える生徒が学び、「二千の学徒、こぞり立つ」と校歌にも歌われるほど、県内でも有数の生徒数を誇る時期がありました。しかしながら、社会構造や地域の人口動態の変化に伴い、現在の生徒数は200名程度となっています。校舎は、「銀河校舎」と「北斗校舎」の二棟から構成されています。北斗校舎は、1964年（昭和39年）の新潟地震で一部が被災した旧校舎に代わり、新たに建設された歴史を持つ建物です。

本校の教育目標は「知性の高い生徒になる」ことです。生徒たちが主体的に学び、深く考え、豊かな知性を育むことを目指した教育活動が日々行われています。

学校を象徴する校歌は、堀内敬三氏が作詞・作曲を手がけています。また、生徒たちの活動を応援する生徒会歌は、白新中学校生徒会が作詞し、村上順三氏が作曲を担当しています。

白新中学校は、戦後の学制改革を経て、1947年（昭和22年）5月15日に開校しました。開校から20年近くが経過した1964年（昭和39年）には新潟地震により校舎が被災するという困難に見舞われましたが、翌々年の1966年（昭和41年）には、現在の北斗校舎をはじめ、体育館やプールといった主要施設が新たに建設され、復旧が進められました。その後も教育環境の整備は続けられ、1993年（平成5年）には武道場が完成しました。体育館は1999年（平成11年）に、プールは2001年（平成13年）にそれぞれ改築され、施設の充実が図られています。2017年（平成29年）には創立70周年を迎え、記念事業とともに校舎の外壁改修工事が実施されました。近年では、運動部の活躍が特筆され、2021年（令和3年）には男子バスケットボール部が全国中学校体育大会で見事優勝を飾るという快挙を成し遂げています。

教育目標の達成に向け、日々の学習活動に加え、様々な特別活動や学校行事、部活動が展開されています。部活動においては、男子サッカー部、男子・女子卓球部、男子・女子バスケットボール部、女子ソフトテニス部、陸上部といった運動部と、音楽部、美術部といった文化部があり、多くの生徒が所属し活動しています。年間行事も充実しており、4月には新入生を迎える入学式と年度の始まりを告げる始業式、5月には生徒たちが力を出し切る体育祭が開催されます。秋には文化的な行事が続き、9月には学年ごとに個性豊かな演劇を披露する演劇発表会、11月には美しい歌声を響かせる合唱発表会が行われます（これらの行事は2023年度の情報に基づいています）。そして、3月には卒業式が厳粛に行われ、生徒たちは白新中学校での学びを胸に新たな一歩を踏み出します。

本校は、多方面で活躍する人材を輩出しており、中でも漫画家の水島新司氏は第7回卒業生として著名です。

新潟市立白新中学校は、都市の中心という立地と歴史に培われた教育環境の中で、「知性の高い生徒」の育成を目指し、生徒一人ひとりの成長を支え続けています。

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