新潟県立植物園

新潟県立植物園は、1998年12月に新潟市秋葉区に開園した県立の植物園です。この植物園は、電源立地地域対策交付金を活用して建設されました。

植物園は、花と遺跡のふるさと公園内に位置しており、周辺には新津美術館、新潟県埋蔵文化財センター、弥生の丘展示館、新津フラワーランドといった施設があります。これらの施設とともに、自然と文化に触れることができる複合的なエリアを形成しています。

園内には、高さ30m、直径42mにも及ぶ国内最大級のドーム型温室「熱帯植物ドーム」があり、このドームを中心に、19.8ヘクタールの広大な敷地に10万株を超える植物が植栽されています。これらの植物は、国際総合学園と公益財団法人新潟県都市緑化センターのグループによって管理・運営されています。

植物園は、主に3つのエリアに分かれています。エリアAは屋内有料エリアで、熱帯植物ドームを含む3つの鑑賞温室と水中庭園があります。エリアBは屋内無料エリアで、鑑賞温室の一部と花と緑の情報センターがあります。エリアCは屋外無料エリアで、エントランス花壇、宿根草花壇、ボタン園、オニバス池、芝生広場、水辺の草花園、ツツジ園、さくらの山、にいがた自然園、シャクナゲ園、市町村園、ハーブ園、石垣緑化見本園、シーボルト園、展望台などが設けられています。また、栽培施設もありますが、こちらは非公開となっています。

開園時間は午前9時30分から午後4時30分まで（最終入館は午後4時）です。休館日は火曜日（祝日の場合は翌平日）、その他臨時休館日や開館日があります。屋外エリアは入園無料ですが、観賞温室は有料です。ただし、土日祝は小・中学生は無料となる他、JAFカードなどの提示や20名以上の団体、新潟県立植物園友の会会員は割引が適用されます。

アクセスは、鉄道の場合、JR信越本線古津駅が最寄りですが、徒歩で約25分かかります。バスを利用する場合は、新津駅から新潟交通または秋葉区コミュニティバスを利用し、「美術館・植物園前」停留所で下車するとすぐです。また、自家用車の場合、約300台収容可能な無料駐車場があります。磐越自動車道新津インターチェンジからは約15分、国道49号線茅野山インターチェンジからは約20分です。

植物園の関連施設としては、新潟県立都市公園、新潟県立紫雲寺記念公園、鳥屋野潟公園、新潟県スポーツ公園、奥只見レクリェーション都市公園、大潟水と森公園、島見緑地・聖籠緑地などがあります。

植物園の情報は、公式サイトやSNSで発信されており、Facebook、X（旧Twitter）、Instagramなどの公式アカウントも運営されています。

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