新発田バイパス

新潟県新発田市を走る新発田バイパス

新発田バイパスは、新潟県新発田市日渡から同市島潟を結ぶ、新潟県道26号新発田豊栄線および国道7号のバイパスとして機能しています。

概要

かつて国道7号は新発田市の中心部を経由していましたが、新発田バイパスは市街地を迂回するルートとして建設されました。新新バイパスと接続する新発田ICから始まり、島潟交差点で国道290号と接続します。

しかし、交通量の増加に伴い、バイパス沿いにはロードサイド店舗が立ち並び、慢性的な交通渋滞が発生しています。特に新発田市役所近くの城北町交差点周辺は、新潟市近郊でも有数の渋滞ポイントとなっています。

この渋滞を緩和するため、新発田ICの立体化工事が行われ、2009年度に全面竣工しました。

路線データ

バイパスの基本的なデータは以下の通りです。

起点: 新潟県新発田市日渡
終点: 新潟県新発田市島潟（島潟交差点=国道290号交点）
全長: 5.4 km
規格: 第2種平地部
道路幅員: 11.0 m
車線数: 2車線
車線幅員: 3.5 m
最小曲線半径: 300 m
最大縦断勾配: 0.83 %

新発田拡幅

新発田IC以東の区間では、舟入交差点から三日市交差点までの5.8 kmが「新発田拡幅」として拡幅事業が進められています。

2009年9月には舟入交差点から中曽根町交差点までの0.9 kmが4車線で供用開始され、2016年3月には中曽根町交差点から小舟町交差点までの0.9 kmも4車線化されました。残る小舟町交差点から三日市交差点までの4.0 kmも4車線化が予定されています。

また、三日市交差点は一部立体交差化されています（2002年完成）。新発田ICとこの三日市交差点を除き、全線が平面交差となっています。

拡幅区間のデータは以下の通りです。

起点: 新潟県新発田市奥山新保（舟入交差点=国道7号新新バイパス終点）
終点: 新潟県新発田市三日市（三日市交差点）
全長: 5.8 km
A区間: 4.2 km（奥山新保=舟入交差点 - 島潟=島潟交差点）
B区間: 1.6 km（島潟=島潟交差点 - 三日市=三日市交差点）
規格: 第4種第1級（A区間）、第3種第1級（B区間）
道路幅員: 33.0 m（A区間）、28.0 m（B区間）
車線数: 4車線
車線幅員: 3.5 m

歴史

1963年度: 着工
1965年12月14日: 全線開通

地理

新発田バイパスは、新発田市内を通過します。

主な接続道路は以下の通りです。

国道7号〈新新バイパス〉（新発田IC）
国道460号〈新発田南バイパス〉（新発田IC）
新潟県道203号網代浜新発田線（舟入交差点）
新潟県道544号次第浜新発田線（小舟町交差点）
新潟県道21号新発田紫雲寺線（城北町交差点）
国道290号（島潟交差点）

新発田バイパスは、国道7号において新新バイパスと加治川バイパスをつなぐ役割を担っています。

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