新見市立大佐中学校

新見市立大佐中学校の紹介

新見市立大佐中学校は、岡山県新見市に位置する公立中学校です。この学校は新見市の北東部、かつての大佐町の中心にあり、地域の唯一の中学校として重要な役割を果たしています。生徒数は2020年の時点で65名と小規模であり、この地域の過疎化が進む中でも、教育の場を提供し続けています。大佐山（標高988m）のふもとに建てられた校舎は、周囲を美しい水田に囲まれた自然豊かな環境に恵まれています。

大佐中学校の特筆すべき点は、地域の小学校や幼稚園とも連携している点です。生徒は、12年間同じメンバーと共に過ごすことが多く、非常に強い絆が育まれる環境で学んでいます。大半の生徒は、県立新見高等学校や勝山高等学校へと続く進学路線を歩むことになります。

沿革

新見市立大佐中学校は1947年に設立されました。その当初は「刑部町丹治部村学校組合立大佐中学校」という名称でしたが、1955年に大佐町が発足したことに伴い「大佐町立大佐中学校」と改称されました。そして、2005年の市町合併により新見市立大佐中学校と名前を変え、現在に至っています。

沿革の中で、校舎は1975年に新たに完成し、最新の教育環境が整いました。また、地域の教育機関との統合が行われ、布瀬分教室は布瀬分校へと名称を変更しました。これにより、より多くの地域の子どもたちが教育を受けられるようになりました。

教育方針

大佐中学校の教育方針は「心身ともにたくましく、知性豊かな生徒の育成」です。「ふるさとを愛するたくましい大佐っ子」をめざしており、地域への愛着を育むことが大切にされています。

学校行事・生徒活動

生徒会活動や部活動も盛んであり、運動部には野球、ソフトテニス、卓球、女子バレーボールなどがあります。これらの活動を通じて、協調性やリーダーシップを学ぶことができ、生徒たちは仲間との絆を深めながら成長しています。

通学区域

大佐中学校の通学区域は大井野全域、上刑部全域、小阪部全域、永富全域、小南全域、布瀬全域、田治部全域が含まれています。また、特定の地域では希望に応じて新見市立新見第一中学校へ通う選択肢も提供されています。進学前には新見市立刑部小学校を卒業する必要があります。

アクセス

新見市立大佐中学校には、JR西日本姫新線の刑部駅から徒歩8分でアクセスすることができます。この便利な立地は、地域の生徒たちが通学する上での利便性を高めています。

校歌

校歌は、中村孝之が作詞し、野上義臣が作曲を担当しています。この校歌は、学校の歴史や精神を反映したものとして、在校生や卒業生に親しまれています。

新見市立大佐中学校は、地元の子どもたちにとって大切な教育の場であり、地域社会とのつながりを深めながら、次世代を育成する役割を担っています。

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