新42丁目

新42丁目(The New 42nd Street)は、ニューヨーク市マンハッタンに本拠を置く非営利団体です。

設立の背景



1990年、42丁目の7番街と8番街の間にある7つの歴史的劇場は、老朽化が進み、注目度が低下していました。この状況を打破するため、これらの劇場群と周辺地域を再開発し、ニューヨークの新たな観光名所として活性化させることを目指し、新42丁目が設立されました。

対象となる劇場



新42丁目が再開発の対象としたのは、以下の7つの劇場です。

42丁目アポロ・シアター (en)
42丁目エンパイア・シアター (en)
リバティ・シアター (en)
リリック・シアター (en)
セルウィン・シアター (en)
タイムズスクエア・シアター (en)
ビクトリー・シアター (en)

これらの劇場は、いずれも歴史的な価値を持ち、かつてはニューヨークの演劇文化を支えた重要な存在でしたが、時代の変化とともにその輝きを失っていました。新42丁目は、これらの劇場を修復し、最新の設備を導入することで、再び人々が集まる魅力的な場所へと生まれ変わらせることを目指しました。

本社ビル



新42丁目の本社ビルは、西42丁目229番地に位置しています。この建物は、en:Platt Bayard Dovellの設計により2000年に完成しました。本社ビル内には、新42丁目リハーサル・スタジオや、ドリス・デュークの名前を冠したThe Duke on 42nd Street劇場など、様々な施設が入居しています。

その他の施設



新42丁目は、劇場の再開発だけでなく、若手アーティストの育成や、地域住民向けの文化プログラムの提供など、幅広い活動を行っています。新42丁目リハーサル・スタジオは、演劇やダンスなどのパフォーマンスを行うアーティストのための練習施設として利用されており、The Duke on 42nd Street劇場では、オフ・ブロードウェイの作品を中心に、多様なジャンルの舞台芸術が上演されています。

新42丁目のウェブサイト



The New 42nd Street website
The New 42nd Street Studios website
The Duke on 42nd Street website
The New Victory Theater website
Duke on 42nd Street - Internet Off-Broadway Database

新42丁目は、これらの活動を通じて、ニューヨークの演劇文化の発展に貢献するとともに、地域社会の活性化にも力を入れています。かつて荒廃していた42丁目の劇場街は、新42丁目の尽力により、再び活気を取り戻し、多くの人々が訪れる魅力的な場所へと生まれ変わりました。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。